TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「結婚しようよ」(2008年)

2008年02月03日 | 映画、TV・ラジオ番組
若い頃の夢を置き忘れてきてはいないだろうか。
学生時代にフォークソングが好きでギターを手に歌っていたあの頃の夢を。
音楽が好きであっても、それでは生活は出来ない事がわかっていても。

若い時ライブハウスで歌い、その頃知り合った女性と結婚し、サラリーマンとして
スーツ姿で働く主人の香取卓(三宅裕司)。いつもの駅前でたまたま吉田拓郎の
歌を歌っているバンドの演奏に聞き惚れてついつい声をだして歌ってしまった。
その時声をかけてくれた若い男性と息統合して、ついには家に連れてきて
夕食を共にすることになる。

香取家の決まりでは、夕食は必ず家族が一緒に取るということになっている。
その若い男性は阪神淡路大震災で、両親と家を無くして親戚に預けられてきた。
しかも家業としてそば屋を営んできたので、家族そろっての食事は信じられないという。
卓の妻(真野響子)と大学生の娘二人の、四人家族で囲む食事に彼は感激する
のであった。

香取家の娘の一人は音楽が好きでバンド活動を続けている。
まるで若い頃の自分のように夢を追っている。そして、押し入れから出てきた父親の
ギターを手に、ライブハウスのオーディションを受ける事になった。

音楽好きな娘とバンド仲間は「中ノ森BAND」のメンバーが演じていて、ライブハウスで
演奏した「やさしい悪魔」は上出来のアレンジと演奏です。荒削りながら女の子バンドの
勢いには引き込まれてしまいました。とにかく映画を通して拓郎さんの歌が常に
流れていて、拓郎ファンの方ならこれは必見です。特にオープニングなどで流れる
「落陽」は、聞いているだけでカラダが熱くなりました。

さて、サラリーマン家庭の香取家は住宅地の一戸建に住み、ペットの柴犬もいて
標準的な四人家族という設定。同じような暮らしをされている方は多いと思う。
それにしても、家族そろっての夕食が絶対ということで常に定時に帰り
寄り道はしない香取卓。残業をしなくても仕事は片付いているのかと思うのですが
出来る男は定時に帰って、自分の時間を大切にするというと言うらしい・・・。

家族を思う気持ちが暴走してしまいそうにもなるのですが、それも愛する家族
あっての事。映画としてはよくあるホームドラマですが、流れるようなストーリーと
音楽が調和していて、良く出来ていると思います。特に若い頃フォークソングが好きで
吉田拓郎さんの歌を聞き、ギターを手にした事のある、かつての少年・少女達にとっては
いろいろと共感出来る作品です。

「そうだ!押し入れに眠っているギターを出して、もう一度あの頃のように弾いてみよう」
見ていてそんな気分にさせてくれます。下宿のシーンで壁に貼ってある拓郎さんの
ポスターは懐かしい。ワタシも同じポスターを貼っていましたからね。
ライブハウスに飾ってあるアナログレコードのジャケットも、同じ物が今も手元にあるなぁ。

ワタシにとってまさにストレートな作品でした。初日のレイトショーを見に行きましたが
来ている人は同じような年代の方が多く、夫婦で一緒の方が多かったです。
これはなかなか楽しめる映画でした。

結婚しようよ - goo 映画
結婚しようよ - goo 映画

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます 記事に直接関係の無いコメント、トラックバックは予告無く削除させていただく場合がございます。 よろしくお願いします。