TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

河合その子「Dancin' In The Light」(1989年)

2007年05月31日 | アイドルPOPS【80年代】
おニャン子関係のアルバムの中で1枚を選べと言われたら
ワタシはこの「Dancin' In The Light」ですね。
おニャン子も解散し、残ったユニットやソロ活動でかろうじておニャン子の
面影をつないでいたような1989年。この頃から世間ではアイドル歌手と言う
存在に飽きが来たという空気が流れて、アイドル歌手にとっては
冬の時代の到来でした。当然アイドル好きにとってもやるせない気分でした。

やはり今思っても、おニャン子は秋元康氏の創り上げたものであって
皆が彼の世界で踊っていたような気がします。そして解散後、時間を置いては
いましたが、秋元氏がメンバーの高井さんと結婚した時点で、確信しました。
「目が覚めた」という思いにもなったのです。

このアルバムは、全体がトータルなイメージでまとめられています。
作詞は谷穂ちろるさん、森田由美さんなどが担当して、秋元さんの詩は無いです。
さらに作曲陣からもおニャン子関係の方は姿を消して、その代わりに
河合その子さん作曲の曲が3曲あり、さらに彼女が作詞・作曲した曲「海の足跡」も
収録されています。まさしくアイドルからアーティストへと脱皮を図ったアルバムです。

以前のアルバムに比べて、力が抜けたような自然な歌い方に説得力を感じます。
またご自身で作曲された曲は、聞いていても心地よくなり、特に2曲目
「生まれたままの風」このゆったり感はたまりません。
アルバムには打ち込みを使ったダンスナンバーもありますが、曲の流れが良くて
ちょうどこの時期、クルマの窓を開けて走りながら、カーステレオで聞くのが好きで
それで一番聞いているのです。

「海の足跡」は作詞・作曲・編曲/河合その子とクレジットされていて、バックの演奏は
ピアノのみ。と言うことは彼女の弾き語りなのですね。詩の内容は実話なのでしょうか
切ない恋愛を歌っていて、これがとても染みるのです。また「淡い紫のブライトライツ」も
彼女が作曲した曲で、優しいメロディーが良いです。

このアルバムを引っさげてのライブツアーがあり、名古屋でもライブが行われました。
おニャン子時代はホールでしたが、場所はライブハウス。
何とかチケットを取って行きましたよ。舞台とお客さんとの距離が極めて近いので
見ていてもちょっと緊張してしまいました。でも「大人のその子」さんを間近で見て
生歌も聞けることがライブの魅力。

そのライブで歌われた曲の中で印象深かったのは「Dancin' In The Light」。
特にアンコールでの、その子さんの涙が忘れられないのです。
言わば地元ですから、いろいろ思うこともあったのでしょうね。

1. Libra
2. 生まれたままの風
3. Contrastのすきまで
4. Hillsideの星空
5. Marvy Lady
6. Crazy Thing
7. ふたりぶんの背景画
8. 海の足跡
9. 淡い紫のブライトライツ
10. Dancin' In The Light


第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
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※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

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