沖縄県の玉城デニー知事は20日、新型コロナウイルスの感染警戒レベルをレベル2(感染流行期)から「レベル3A(感染まん延期)」に引き上げたと発表した。まん延防止等重点措置の延長については、週末の感染状況を検討して政府への要請を判断する考えを示した。日米両政府に対して同日中に、米軍基地関係者の外出禁止期間の延長などを要請する。

 玉城知事は「爆発的な感染拡大は収まりつつあるが、感染が20代中心から子どもや重症化リスクの高い高齢者を含む全世代へ拡散し始めている」と強い警戒感を示した。

 新規陽性者に加えて、病床使用率、重症病床使用率とも50%を超えて、県の判断指標はレベル3Aの数値を超えている。

 期間が1月いっぱいのまん延防止等重点措置の延長について知事は、週末のうちに感染症の専門家や経済団体らと意見交換したいとした。

 県内のオミクロン株拡大の主な経路になったとみられる米軍基地については、外出禁止期間の延長や日本側の感染対策に沿った措置の徹底を求めるという。現在、在日米軍には10日から14日間、施設外での行動は必要不可欠な活動に制限されている。県は「基地内の感染拡大が収まるまで」外出禁止を求める方針

⇒最初にクリックお願いします