狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

大江氏の異様さを法廷に晒す! 大成功の模様

2007-11-11 07:47:52 | ★集団自決

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 沖縄タイムス 2007年11月10日(土) 朝刊 1・26面  

大江氏「軍命」主張/「集団自決」訴訟

 【大阪】沖縄戦時に慶良間諸島で相次いだ住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの書籍に住民に自決を命じたと記され、名誉を傷つけられているとして、島に駐屯していた部隊の元戦隊長らが大江氏と著作発行元の岩波書店に、出版の差し止めなどを求めている訴訟の本人尋問が九日、大阪地裁(深見敏正裁判長)であった。午後から大江氏が出廷。「集団自決」について「軍による命令と考えている」と語った。
 「沖縄ノート」の記述などをめぐって原告と被告双方の質問に約一時間ずつ答えた。

 大江氏は「集団自決」について「太平洋戦争下の日本軍、現地の第三二軍、島の守備隊をつらぬくタテの構造によって、島民に強制された」とし、「日本軍による責任は明確で、『沖縄ノート』の記述を訂正する必要は認めていない」と述べた。

 原告側が戦隊長らの名誉棄損を主張している「沖縄ノート」の各記述について、大江氏は「日本軍の命令系統の最先端にいる責任者として、責任を負っている」としたが、「注意深く、隊長個人の名を書くことはしなかった。個人の名を挙げるよりも、問題が明確になる」とし、隊長個人は非難していない、との認識を示した。

 原告側は、大江氏が語った「タテの構造」の話は、「沖縄ノート」では説明されておらず「一般読者の注意と読み方に照らし、そうは読めない」と反論。各記述についてそれぞれ「戦隊長個人を非難している」などとただしたが、「文章を読み違えている」とする大江氏と平行線をたどった。

 大江氏は「『集団自決』が美しく、清らかだという欺瞞に反対するのが私の仕事だと思う」とし、「愛国心のために自ら命を絶った、国に殉じて美しい心で死んだと、事実をゆがめること自体が人間をおとしめている」と語った。

 午後の尋問では、渡嘉敷島の戦隊長だった故赤松嘉次氏の弟秀一氏(74)も証言。「兄は尊敬の対象」だったとした上で、沖縄タイムス社の「鉄の暴風」で、嘉次氏が住民に「集団自決」を命じたと書かれ、「ショックだった。人殺しの大悪人と書かれているわけだから」と述べた。曽野綾子氏の著作「ある神話の背景」で、「兄の無罪がはっきりし、兄への親近感を取り戻せた。家族も戦隊の方々も心の支えになっていると思う」などと語った。

 被告側の反対尋問では、命令を出したことを生前、嘉次氏に確かめたことはないと述べた。


     ◇     ◇     ◇     
大江氏、身乗り出し反論


 書き上げたのは個人への断罪ではなく、琉球処分以後、大和世、戦世、アメリカ世と続き、施政権返還後も続きそうな沖縄への抑圧とそこに暮らす人々の苦しみ。それに対する日本本土の人々の無関心さ、無自覚さ。そうした自分を含む「日本人」への反省と問いかけだった。「沖縄ノート」(岩波新書)の著者、作家・大江健三郎さん(72)は、なぜこの本を書き、なぜ「集団自決(強制集団死)」を取り上げたのか、法廷で言葉を紡いだ。

 濃紺のスーツ姿で証言台に立った。

 「集団自決」を命じた日本―日本軍―三二軍と連なる「タテの構造」と、「その先端にいた渡嘉敷島の元戦隊長(海上挺進第三戦隊の戦隊長・故赤松嘉次さん)の沖縄再訪」に、沖縄と本土にある差異に無知、無自覚な日本人の意識が表れているとの考えを述べた。

 「いまでも慶良間諸島の『集団自決』に日本軍の軍命、強制があったと考えるか」との問いには「沖縄の新聞、本土の新聞にそれを示す新たな証言が掲載され、確信を強くした」と答えた。

 原告側は反対尋問で、「沖縄ノート」の記述の解釈や、根拠について詳細な説明を求めた。

 「罪の巨塊」という言葉で、個人を断罪しているのではないか。作家・曽野綾子さんが著作「ある神話の背景」などで「沖縄ノート」の記述を批判しているのと同様の主張を尋問でぶつけた。

 大江さんは「罪とは『集団自決』を命じた日本軍の命令を指す。『巨塊』とは、その結果生じた多くの人の遺体を別の言葉で表したいと考えて創作した言葉」「私は『罪の巨塊の前で、かれは…』と続けている。『罪の巨塊』というのは人を指した言葉ではない」と説明、「曽野さんには『誤読』があり、それがこの訴訟の根拠にもつながっている」と指摘した。

 原告側は、別の記述を引用し「赤松さんらの個人の責任を追及しているように読める」などと、何度も詰め寄った。

 大江さんの反論にも熱が入った。顔を紅潮させ、身を乗り出すように「それは誤読です」「そうは読めません」と強く否定した。繰り返される原告側の主張を諭すように「説明しましょうか」と申し出て、「個人に対してではなく、『集団自決』を慶良間諸島の人々に命じ、強いた構造への責任を問う」ことが記述の主眼であることなどを説いた。

 「赤松隊長はどの時点で『集団自決』を予見できたと考えるのか」との質問には、「手榴弾が住民に配られた時点」と答え、体験者の金城重明さんや吉川勇助さんの証言を根拠に挙げた

 二時間にわたる尋問を終えた大江さんは、大きく肩を上下させてシャンと背を伸ばし、正面を見据えて証言台を後にした。(略)


 
                       ◇

ノーベル賞作家大江健三郎氏が法廷で被告席に立つ。

これだけでマスコミにとっては大きな話題だろうが、沖縄2紙にとっては特に力の入る「事件」である。

沖縄タイムスと琉球新報はこの「集団自決裁判」に対してタッグを組んで被告大江・岩波側を一貫して支援してきた。

当然、昨日の地元2紙は大江証言が一面トップを大見出しが飾ったが、両紙のウェブサイト・記事を見る限り、裁判支援とはいってもその力の入れように大きな差が見られた。

そもそも裁判の発端が沖縄タイムスの『鉄の暴風』であり、大江氏の証言は全て『鉄の暴風』の信憑性に丸投げしている以上、沖縄タイムスが「当事者」として必要以上に力が入るのも無理はない。

読者のコメントにも「・・・それよりも、今日の沖縄タイムスの記事の偏向ぶりに驚きました」と」いった沖縄タイムスの異常報道振りを訴えている。

上記引用記事も詳しいのは助かるが、それにしても長い!

一方琉球新報はいきがかり上一面トップで大見出しが踊るのはタイムスと同じだが、比較的冷静に裁判を眺めているように感じた。(あくまでタイムスに比較してだが・・・)


■渦の中では分からぬこと■

「11万人」集会の余熱が残る一月前。

動員数字の「11万人」に疑問を呈したらこんな事を言われた。

「参加もしていない者に何が分かる。 私は参加したがあの熱気は紛れも無く11万人から12万人以上はいた。」

渦の中に身が巻き込まれるとその渦の大きさが分からない。

集団の中に身を置くとその実態がつかめなくなることは小学生でも分かることだ。

ところが戦後雨後の竹の子のように沖縄で発刊された「沖縄戦記本」にはこの「渦の中」の理屈は通用しなかった。

沖縄人により体験者としての「沖縄戦」を記した本は何の検証も無く無批判に出版され続けた。

中でも太田元県知事が書いた一連の沖縄戦記物は自分のイデオロギーに合うようにした資料捏造の宝庫である。

資料捏造の例として「世界日報」が大田昌秀氏著の昭和五十二年に出された『写真記録 これが沖縄戦だ』(琉球新報発行、那覇出版社発売)を検証している。

≪ 問題の写真には、「米軍の説明では、本島南端で砲撃による死とあるが、あきらかに手榴弾による集団自決とみられる(6月21日)」という説明文が付けられる。米軍の撮影した写真に付けられた説明が、「本島南端で(米軍の)砲撃による死」だと、大田氏は十分、承知していた。だから説明の冒頭で「米軍の説明では、……」と付けた。だが大田氏は、この写真を集団自決の証拠写真に仕立て上げたいという強い誘惑に負けてしまった。 ≫(世界日報)

太田氏の著作の捏造資料を検証するだけで一冊の本が出来るほどなので捏造検証はこれで終わる。

太田氏の著作を例にしたのは、沖縄で出版された戦記本を徒(いたずら)にあげつらうためではない。

本土の知識人の沖縄に対する歪んだ見方を説明するために沖縄人著作の「沖縄戦記本」を例に出したわけだ。

現地の人が現地で書いた「沖縄戦記本」は沖縄戦を体験していない本土知識人の一切の批判は許されなかったのだ。

太田元知事も膨大な量の「沖縄戦記」を書いているが、最も本土知識人に影響を与えたのが係争中の「集団自決裁判」にも関わる『鉄の暴風』である。

批判を許さぬ沖縄戦記本に始めて 真正面から批判の矢を放ったのが曽野綾子氏の『ある神話の背景』(「集団自決の真相」)であることは周知の通りである。

 

■大江氏は「集団自決」の証言者ではない■ 

ノーベル賞作家が「集団自決裁判」で法廷に立つと言うことで、マスコミは大騒ぎした。

だが良く考えて見たら、果たして彼に「集団自決」の証言者としての資格が有るのだろうか。

あの日あの時、大江氏はあの場所には居なかった。

しかも問題の『沖縄ノート』を書くに当たり一度たりとも現地取材や断罪する人物に話を聞くことさえしなかった。

ただ彼の思想信条である「反日・反日本軍」と見事にまで一致した『鉄の暴風』の記述を、

一切の検証も無く信じ込めば済むことであった。

「集団自決」の証言不適格者とも思える大江氏の「証言骨子」は琉球新報記事によると次のようになる。

①集団自決は軍の命令だと考えている。

②文献、資料のほか執筆者らから話を聞いて結論に至った。

③命令は隊長個人の性格、資質で行われたものではなく軍隊が行ったものと考え、個人名は出していない。

③その後も確信は強くなっている。 訂正の必要は認めない。

これでは論理もへったくれもあったものじゃない。

①「~考えている」⇒考えるのは勝手だが、一体何を根拠に考えたのか。

つまり②の「文献、資料ほか執筆者」から聞いた話しが根拠であり、

言い換えれば『鉄の暴風』を読んで著者の太田良博記者の話を聞いたと言うこと、つまり伝聞だけで一冊の本を書き上げたことになる。

勿論、伝聞元の『鉄の暴風』を盲信するという但し書き付きで。

伝聞、盲信、これではまるでカルト宗教と同じ行動パターンではないか。

③「個人名を出していない」を根拠に名誉毀損を逃れるつもりのようだが、『沖縄ノート』記述の根拠にした『鉄の暴風』で隊長の個人名を挙げて極悪人として糾弾しており同時に数多くの沖縄戦記でこれが引用されている以上、個人名を挙げなくとも隊長名には誰でも容易にたどり着く。

これは「集団自決裁判」で個人名を挙げなくとも「老醜を晒すノーベル賞作家」と言えば誰でも大江氏の名を思いつくのと同じことだ。

 

■ノーベル賞作家の文学講座■

新報報道によると、双方の見解の違いは歴史観だけではなく表現の解釈にも及んだという。

大江氏:≪太平洋戦争下の日本軍、現地の第三二軍、島の守備隊をつらぬくタテの構造によって、島民に強制された」とし、「日本軍による責任は明確で、『沖縄ノート』の記述を訂正する必要は認めていない」≫

原告代理人:≪大江氏が語った「タテの構造」の話は、「沖縄ノート」では説明されておらず「一般読者の注意と読み方に照らし、そうは読めない」と反論。各記述についてそれぞれ「戦隊長個人を非難している」≫

大江氏:「文章を読み違えている」

本に書かれてもいない著者の長々とした解説(タテの構造云々)を聞いても、「文章を読み違える」ような『沖縄ノート』。

読者が読み違えるような悪文で個人攻撃をして、しかもこれが名誉毀損に当たらないという著者の意見には驚くしかない。

文章論はまだ続く。 

まさに大江文学論の独壇場だ。

≪「罪とは『集団自決』を命じた日本軍の命令を指す。『巨塊』とは、その結果生じた多くの人の遺体を別の言葉で表したいと考えて創作した言葉」「私は『罪の巨塊の前で、かれは…』と続けている。『罪の巨塊』というのは人を指した言葉ではない」と説明、「曽野さんには『誤読』があり、それがこの訴訟の根拠にもつながっている」と・・・≫

うーん、奥が深くて不可解だ。

同じ作家の曽野氏が「誤読」したのなら曽野氏の方がまともなのだろう。

ちなみに筆者個人の『沖縄ノート』を読んでの感想をいえば「高名な文学者の文章とはかくも悪文なものなのか」という一言に尽きた。

この本を読んで「罪」とは「集団自決」を指し、「巨塊」とは「遺体」であると理解できる読者が果たして何人居るのか。

このように深遠且つ難解極まる悪文、・・もとい、名文でノンフィクションを書き、そして他人を断罪して、

「誤読するものが悪い」と嘯くことが許されるものだろうか。

証言台で著者自ら自著の「誤読されやすい」部分を滔々と解説したようだが、残念ながら一般の読者は著者自らの解説を聞く幸運はない。

 

■独壇場の「大江ワールド」■

筆者もそうだが、次の大江氏の尋問の詳細を読んで歯軋りした人も居たと思う。

【沖縄集団自決訴訟の詳報(5)完】大江氏「責任をとるとはどういうことなのか」

【沖縄集団自決訴訟の詳報(4)】大江氏「隊長が命令と書いていない。日本軍の命令だ」

原告代理人には、もっと鋭く突っ込んで相手を立ち往生させて欲しかったと・・・・。

ところが実際は大江氏の文学論の独演会の感も否めない。

だが、証人尋問終了後開かれたと言う記者会見の原告代理人の発言で納得した。

記者会見の様子を琉球新報は次のように伝えている。

≪同席した(原告側)弁護士は「難しい概念を持ち出す大江ワールドが展開された。 その異様さがさが裁判長に伝わればいい。 彼の言論の不誠実さを証言から感じとった」と話した。≫(琉球新報11月10日 25面ーウェブサイトには載っていない)

なるほど、大江氏に難解な文学論をしゃべるだけしゃべらされて、

「その異様さを法廷に晒す」

これが原告側の作戦だったのだ!

その意味では大江氏「文学論講座」は大成功だった模様だ。

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沖縄ノート (岩波新書)
大江 健三郎
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絶品の沖縄そば

2007-11-11 05:43:03 | 未分類

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仲間内の居酒屋談義で沖縄そばが話題になったことがある。

名護のそばが美味い、いや首里のさくらそばだ、と諸説が入り乱れ、酔いにまぎれて結局収拾が付かなくなってまった。

さもありなん。 蓼(たで)食う食う虫も好き好きだ。 

所詮は嗜好、好みの問題。

私は断然「どらえもんそば」に勝るそばを知らないと主張した。

・・・が、「どらえもんそば」なんてフザケタ名前のそばしか知らないのでは沖縄そばを語る資格無し、と誰かに一蹴された。

沖縄そばの有名店には地名を付けたものが多い。

那覇そば、名護そば、我部そば、与根そば、宮古そばに、おっと忘れちゃいけない、与那原そば等々。

その意味では「どらえもん」とは随分フザケタネーミングだ。

「どらえもんそば」は宮古そばに分類される。

沖縄そばには、御馴染の三枚肉やカマボコが具として麺の上に乗っている。

宮古そばは一見、丼の上に具の姿がない。

が、心配には及ばない。

麺の下に三枚肉やカマボコが慎ましやかに身を潜めている。

それが宮古そば、・・そう、どらえもんそばなのだ。

どらえもんそばの名前の由来は知らない。  

が、ともかく、先ず麺が美味い。

昔の麺の感触を残している。 

麺の下から具が顔を出すのはイナバウアー、・・・じゃなく、イナイイナイ・バー、それはこの際ドウでもよい。

汁が淡白で脂ぎっていない。 その割にダシが利いているのが上品だ。

一昔前、国道58の安謝橋から首里の儀保に向かう道沿いに「宮里そば」という瓦葺屋根の大きなそば屋があった。

そこのそばもあっさりタイプで一定のファンがいた。

が、「やはり沖縄そばは味クーターに限る」という客が多く、「那覇そば」「我部そば」の「味クーター・タイプ」に押されて結局は閉店してしまった。

その当時の客は殆どウチナンチュだった。

観光客の沖縄そばファンが増えた昨今だったらあの店も繁盛していたかも知れない。

一寸時代が早すぎた感がする。

あっさりタイプで現在地元客にも観光客にも人気を呼んでいるそば屋がある。

安謝橋から海側、レクセンター方向へ行く道沿い左側にある「あじゃず」。

「あじゃず」は安謝洲とア・ジャズをかけた名前で店内には沖縄そば屋らしからぬジャズの調べがいつも流れている。 そのミスマッチも売り物のようだ。


我が家の近辺の商店街が消えていくと言う嘆き節を以前に書いた。

久し振りに近くのマックスバリュー(スーパー)に行ってみた。

駐車場敷地内にあった回転寿司屋と和食屋が閉店していた。

寂しい限りだ。

和食屋の後に「あがり屋」と言う沖縄そば屋が新開店していた。

この近辺は沖縄そばの激戦地で50メートル先に我部そばがあり、200メートル先にはあの「どらえもん」がある。
 
さらに知る人ぞ知る「高江洲そば」があり「てだこそば」もある。

11時過ぎで昼飯には一寸早かったが新開店を祝して「あがり屋」にあがりこんで見た。

妻は普通の「沖縄そば 540円」、私はその店一押しの「あぶりソーキそば 690円」を注文した。

麺は独特の歯ごたえがあるストレート。

あっさりタイプの汁はアグー豚ダシでコクがあって上品な味であった。

「あぶりソーキ」はトロトロに煮込んだソーキ肉を火にあぶり香ばしくして、骨からほぐして、それを別皿に山葵(ワサビ)を添えて出す。 

これを通常どおり丼に入れてそばの具として食するのもよし。

口の中でとろける感触。

添付のワサビにつけて食うのも又変わった美味さであった。

豚のあばら肉を火にあぶり、香ばしく調理した技に店主の工夫が光った。

ワサビを付けて食うあぶりソーキ肉は泡盛の肴にしたら絶品だろうと思った。

メニューはそばの他に沖縄家庭料理が豊富にあった。

一事が万事。 他のメニューも美味そうに思える。

全国チェーン店だけでなく、地元の店が繁盛し長続きしてくれればいいが。


★蛇足1:「沖縄そば」は方言では「ウチナースバ」と発音する。

★蛇足2:「ソーキ」: あばら。 ソーキ骨(ブニ)はアバラ骨。肋骨。「ソーキそば」は豚のアバラ骨付き肉が具のそば。
沖縄では女性に現(うつつ)を抜かすことを、「ソーキ骨を抜かれる」と例えることから「ソーキ」とは「正気」からの訛りだという説もある。

★蛇足3:「味クーター」:味にこくがある。 味がこってりしている。

★蛇足4:「アグー」:沖縄土着の黒豚。米軍占領時代までは沖縄豚の主流であったが、日本復帰とともに白豚に取って代わられた。 鹿児島に黒豚の本家を奪われて、最近アグー復活運動が起きている。
因みに「薩摩芋」も本家は沖縄で、鹿児島では薩摩芋の事を琉球芋と呼んでいる。

★蛇足5:本文は去年のエントリーに一部加筆したものです。

★蛇足6:あがり屋情報http://r.tabelog.com/okinawa/rvwdtl/353983/

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