TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

親は一体何やってんだ?

2012-08-01 15:18:11 | カナダ話題
森の散歩道で、新しい犬友達ができた。

ハスキーのJASPER、レトリバーのミックスの SAGE、テリアのミックスの MUNDY。
みな11歳から12歳のシニア犬たちばかり。おとなしいので、TABIともすぐ仲良くなった。
飼い主は、うちから歩いてすぐの家に住んでいる。

数日前から散歩道沿いにある建造物が荒らされていることについて、彼女に聞いてみた。市が散歩する市民が一休みするために設けたきれいなガゼボに落書きされたり、放火しようとした跡があったり。また、無料の犬用ウンチ袋が設置してあったのが盗まれていたり。掲示板も、無茶苦茶にされていた。通り沿いの看板類も、ボカボカになっている。

「この辺のティーンエイジャーの仕業なんでしょう?」と私が聞くと、
「違う違う、すぐそこの新興住宅地に住む小学生たちよ、十歳くらいの」と言う。

そんなガキがやったのかよ?!

しかも、このタチの悪いイタズラはずいぶん前からだという。
ちょっと前は、川にかけた橋につり糸をしかけ、お年寄りなどが散歩で通った際に糸にひっかかって転倒する様子を陰で見て笑って喜んだり、とんでもない連中らしい。市役所や警察に通報したが、相手が子供なので手が出せないという。カナダでは、十二歳未満の子供には善悪の判断能力がないとされ、早い話が何をやっても許される。ガキもそれを知ってるから、やりたい放題だ。

彼らの親も、それを承知してるから特に子供を叱るとか何とかするとか、全く何もしない。放任である。

だいたい放火なんて、人通りが少ない夜中にやってるわけだ。そんな遅く、自分ちの子供が外出してるのに親は何もしないのか?この辺の住宅街に住む連中であるから、経済的に裕福で、ある程度の社会的地位もあるだろうに。

「全く、誰もどうにかしようって気がないのよ。私たちが気をつけて歩くしかないわね。うちの犬はみんな老犬で目が悪いし動きも鈍いから、転倒して大怪我したらそれが最期かもしれないもの」と、彼女。

たしかにね~。
ま、彼女の犬たちに比べたらTABIはまだ敏捷だし目も耳も達者、アジリティやってるからつまずいたくらいでは転ばないけど、注意するに越したことはない。

私はもともと子供が大嫌いだけど、こういうのを見聞きするとホンッとにつくづく自分ちに子供がいなくて良かったと思うよ。


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