掲示板

お問い合わせがありましたので、この場でお答えします。

といっても、掲示板にリンクして掲示板だけのぞきに来てる方々にはこのメッセージ
伝わらないと思うけど（笑）

夏休み中、掲示板お休みというかたちにしてましたが、実はとっくに廃止して
しまったので、もうあの掲示板は存在しません。秋から再開する予定もありません。

以上。

FDAの陰謀

FDAが新しい避妊ピルを認可。
http://cnn.netscape.cnn.com/news/story.jsp?floc=FF-APO-1500&idq=/ff/story/0001%2F20030907%2F235766710.htm&sc=1500&related=off

このピルを服用することにより、毎月の生理がなくなり年にたったの４回に
減るという。避妊効果そのものよりも、うっとおしい日を少しでも減らすために
このピルを飲む、というようなニーズも期待が持てるらしい。

しかしどーしてこんなものを開発し、認可するんだろう？
女性の体は、潮の満ち引きや月の満ち欠けと同じサイクルを持っている。
毎月きちんと生理が来るのは、体のリズムが正常な証拠だ。それをわざわざ
薬で崩してまで得られるものは？長期服用による副作用は怖くないのか。

ちょうど今日、CBCラジオの番組Ideasのある日のテーマ、Manufacturing Patients
について、Anneと話をしたところだ。医師や薬品会社がグルになり
いかに「患者市場」を開拓していくか。医師らの内部告発的レポートがこれまで
たくさん出版されている。健康な人間に「病気」を売り込むことで、薬品会社は
マーケットを拡大し利潤を追求する。必要のないものを買わせるには、それなりの
緻密な広告作戦が必要なのだ。だがそのツケを払うのは、いつもわれわれ消費者。

たとえば、更年期女性むけのホルモン療法。これを飲めばあなたも若いときと
同じように快適に過ごせますよ、更年期のいやな症状がなくなりますよ…
という売り言葉で人気を得たが、２０年たった今、乳ガンとの関連性がクローズアップ
されている。ではこれまで医者の言うことを聞いてホルモン剤を飲んできた女性は
どうするのか？この責任は誰が？

数年前から人気の抗菌グッズだってそうだ。あんなもの使わなければ生きて
いけないとしたら、人類は破滅の道まっしぐらだ。ある程度バイキンと共存
できてこそ、真の健康体だ。でも、「身の回りには怖いバイキンが一杯！」という
CMに人々は釣り込まれ、財布を開ける。このツケはきっといつか…

このconspiracyの裏にあるものは何か？やはり彼らか…？
そうだよな、巨大化学薬品会社っていったらやっぱし。

検査結果

獣医大学のDr Roseから結果が届く。

股関節や膝はDr Robbらと同じ診断で、全く正常。さらに足首や飛節のOCDの
可能性も全くなし。膝に水がたまっているケースでも足をひくことがあるそう
だが、その可能性もないという。病的石灰化も見られず、レントゲン所見では
どこもかしこもexcellent。結局TABIの右後ろ足は、Soft Tissue Traumaという
診断だ。

時々びっこをひいたりするのは、去年の怪我が完全に治癒してなく、ピボット
したりすると「ぎくっ」とやってしまってぶり返してしまうんだな。
絶対安静を甘く見ていた私の責任かも。ただ家でおとなしくしてればいいのかと
思ってたら、そうじゃないんだって！「クレートで寝起きし、食事や水も中で
とり、外に出るのはトイレの時だけ、それもリードつき」というのを一ヶ月！
というのが、Soft Tissue Traumaを治すための絶対安静なんだそうだ。
厳しいでござる。TABIなんか焼酎でも飲ませてノックアウトしないとそんなの
実現できないぞ。

でもとにかく、股関節や膝靭帯がなんでもなくて良かった。３人の専門家が
診て大丈夫というのだから、大丈夫なんだろう。ACLだったら従来の手術法では
とてもTABIのような活発なのはすぐまた切っちゃうから、やるならTPLOだと
決めていた。そうなると手術費用が最低1500ドル、さらに検査やリハビリ装具、
物理療法にお金がかかる。ペット保険はACLに効かないから、莫大な出費だ。
それに痛くてかわいそうだよ。

本犬はもう痛みも腫れもないからちょこまか走っているが、獣医からはしばらく
休養するように言われる。アジもフライも練習はおあずけ。秋の競技会の
お誘いが来てたが、見送る。ま、いいや。この子はまだ若いし、来年の春に
挑戦しよう。

水泳はリハビリに良いそうだ。浮力があるので、負担なく筋力をつけることが
できる。それに犬は泳ぐとき主に前足でかいて進むから、TABIのように後ろ足が
怪我してる場合はとくに負担がかからず良い。この子が泳ぎが好きで良かった。
川や湖が凍結するまでは、水泳でリハビリできる。

The Price of Popularity

悪質ブリーダーといえば、いいかげんな繁殖とその結果の遺伝病の増加。

「犬は工業製品ではない」とJKCは言うが、実際には工業製品のように繁殖
されることが多いのが現状。有名なチャンピオン犬を種犬にバカスカ交配した
結果、遺伝疾患を持つ犬がたくさん世の中に出回るようになる。いわゆる、
popular sire syndromeとかinbreeding depressionとか呼ばれる現象だ。
工業製品なら、鋳型一つつくればあとはジャカスカ製造して儲けられるが、
生き物である犬はそんなやりかたでは問題が残る。

いまは冷凍精子で交配もするから、人気オスのDNAは地球規模でばらまかれる。
e-bayで犬の精子をオークションする時代だ（爆）
自分の犬の血統をたどると親戚があちこちにいっぱい、ということもまま。
そういうせまい遺伝子プールで交配するから、当然劣悪遺伝子による弊害が出る。
Chだからといって完璧にクリーンであるはずもなく、血が濃くなれば欠陥が
表面化する。一度に生まれる子犬の数が少なくなったり、死産が起こるのは、
こうした理由だ。

トレンドにあわせて犬を製造する日本では、この現象が顕著だろう。
海外から輸入された種犬は、全国をドサ回りして交配させられる。
その二世がさらに交配。繁殖のプロだけでなく素人もせっせと自分のペットを
繁殖し、近親相姦に気づいていない。そして、クオリティの低い犬が巷にあふれ
かえる。「この子の祖父はChざますのよ」って言われてもなあ（笑）

でかいミニチュア？

日本ではミニチュア犬が流行りだとか。

そういえば東京に里帰りした時、街中にちっこい犬がちょろちょろしてたな。
ネットのニュースによると、小型犬を買ったのに成長したら大きくなってしまった
という苦情が増えているという。つい先月見た、なんちゃってパピヨンみたいだ。

これに対してJKCのコメントが素敵だ。
「犬は工業製品ではないので、こういうこともある」

交配を重ねて小型に改良したので、先祖がえりすることもある、とのこと。
ま、純血種はもともとあれこれ混ぜてつくったのが多くて、言ってみれば血統書
のついた雑種だからね。変わった色のラブとか、長毛のワイマラナーやビズラ
なんかもまれに出るよね。しかし、でかいミニチュア（爆）

小型犬なのにでかくなってしまった、というトホホな事例はアメリカとかカナダ
でもたまにあって、これは悪質ブリーダーにだまされたケースだ。
小型犬は一度の出産で産む子犬の数が少なく、また難産だったりする。獣医代に
お金がかかる上、少ししか子犬が生き残らなくては儲けが薄い。そこで、似たような
形質の大きい犬とかけてたくさん子犬を産ませる。例えば、マルチーズのオスと
ビションのメスをかければ、ビションはやや大きいから子犬の数も多い。
その子をマルチーズとして血統書をつけて売るわけ。その子がお母さん似だと、
どーんどん大きくなってスタンダードを越えちゃう。

あとは、もともと大きい犬なのに子犬が産まれて間もないうちに「ミニチュア」
と偽って売る。生まれたてはどの子も小さいから、素人はだまされる。
「生後二ヶ月だっていうのに、まだ目が開かないんだけど？」とか言って獣医に
見せてやっとバレる、とかね。

血統書なんてどうにでもなるから、悪質ブリーダーにかかったら素人なんて
赤子の手をひねるようなもんだな。でもさすがにAKCとかCKCは、JKCみたいな
コメントはしないよ?