早朝7時、突然水道が止まった。
我が家はTABIパパの仕事が早いので、ちょうど朝食が終わり片付けているところだった。お隣さんからの電話で「この近所一帯が断水みたいよ」との情報。
9時過ぎにまたお隣さんから電話。どうやらこの新興住宅地の近くで始まった工事現場で、都合でこの一帯の水道を一時的に止める措置をとったのだそう。事前になんの通知もされていなかったから、住民はびっくり。そりゃそうだ、朝のシャワー中に突然お湯が止まったら、どうにもならない。洗濯だって、途中で水が出なくなったら困る。水がなければ、朝ご飯の支度もできない。コロナのため今まだレストランが開いてないのに、メシはどうする?赤ちゃんのミルクは?
私は東京出身だが、昔は東京都は断水の際は通知のチラシを配っていた。アメリカでも、ちゃんと住民に通知はしていた。そうじゃなかったらアメリカ人のことだもの、訴訟で大変なことになるだろう。
でもやっぱ、カナダってのはそこが違うんだな。なんの知らせもなし。
でもとりあえず丸一日断水の予定だったのを、午後3時までってことにしてもらったらしい。
だけど困るのは、トイレ。
水洗だから、一度流しちゃったらもう次は流せない。事前に通知されていればバケツに汲み置きできるけど、こんな突然じゃあね。そこで私達は、市内まで車を飛ばして買い物ついでにスーパーのトイレを使わせてもらった。
とんでもない不条理につきあって生きるのが、カナダの日常である。