TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

雑草というもの

2012-05-10 07:40:39 | ガーデン
昭和天皇は、「雑草という名の植物はない」とおっしゃったそうな。

人知れず咲く小さな花にも、名前がある。
今、芝生には白いキク系の花が盛りとなっている。



陽のあたる斜面に一斉に花開いて、白い絨毯。
これが終わると、タンポポの黄色にバトンタッチ。
「芝生は緑でなければならない」とする人々にとっては、こういうのは雑草でしかなく、駆除の対象になる。確かに、タンポポが増えすぎると土がやせてしまい、芝生が枯れてあわれな姿となる。

だけど、ちょっとお邪魔してるくらいの量だったら私はキレイだと思う。
タネが飛ぶ前には広がるのを防ぐために摘み取ってしまうが、生命力があるので必ず生き残るのがある。

園芸種のように肥料や水、害虫スプレーで猫かわいがりしなくても、春になれば陽の光を浴びてぐんぐん育つ、雑草の花はたくましくてキレイだと思う。

うちの犬が雑種なのも、私が雑草の花を愛でる理由の一つかもしれない。
純血種の飼い主からバカにされる雑種犬。だけど、雑種は健康で賢くて、とってもカワイイのが多い。訓練がしやすく、なんでもすぐ覚える。歯並びがとてもキレイだし、優秀な遺伝子を受け継いでいる証拠だ。本来ならこうした健康な犬達が増えていったほうが、犬という種にとっては遺伝病が減るしいいことなのだが、世間はそうはいかないのが難しいところである。うちの子も去勢してるから、TABIジュニアは望めない。

雑種犬を愛する犬飼いはけっこういるし、私もそうしたお友達がたくさんいる。彼らに共通しているのは、偏見がないこと(犬に限らず)、やさしくて愛情に満ちていること、見栄を張らないしリラックスしておつきあいができることだろうか。

犬の性格が飼い主に伝わるのか、飼い主の生き方が犬を素直に育てるのか。
両方で影響しあっているのかもしれない。


ご近所のチワワ・ミックス。
暖かい日は、お外で遊ぶみたい。


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