帰ってきたウサギ

夫が「早く早く！こっち！」と手招きするので、パティオに行ってみたら。

小柄なウサギが、芝をもくもく食べている。
昨年の夏、うちの庭にウサギが巣を作ったが、あの赤ちゃんウサギに毛の模様が似ている。
そおっとパティオのドアを開け、カメラをかまえて撮影。ウサギは全く動かない。



そこで、パティオからそおっと庭におりてまた撮影。
それでも動かないので、そおっと近寄って撮影。TABIが「なに、なに？」というかんじでついてきた。
しかし、ウサギは動かない。そこで、カメラをビデオに切り替えて撮影。ウサギは、もくもくと草を食べている。

充分撮影したので、ウサギを残して犬と一緒に家の中に入った。

「あれは、あの赤ちゃんだよね」と夫が言う。
「私もそう言おうとしてたとこよ」と私は言った。

ふつうなら、人の気配を感じるとウサギはまさに脱兎のごとく逃げ去る。
だけど、このウサギは全く微動だにしなかった。犬がいても逃げない。
うちの子に違いない。

やっぱり、里帰りしてくれたんだ。
無事に育って良かったね。