TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

信用失墜

2010-12-24 16:27:33 | インポート
こんなに嫌な思いはもう二度としたくない。

前回のアメリカ旅行の途中で車が故障したのに続き、先月の追突事故と重なった
ので、車の全点検をしてもらった。あらかじめ日本車が得意なお店を地元の
日本人の方から教えていただいた。日本人移民が経営するお店だった。

カナダ人の夫は、過去の経験から海外でビジネスを経営する日本人を嫌って
おり、信用しない。なので私が薦めるとかなり渋っていたが、大事な車のこと
だから、と私が押し切ってしまった。

点検が終わったとの連絡で車を取りにゆく。
いろいろ細かくみていただいた様子だが、私には車のメカニックは全くわから
ない。夫はざっと目を通し、「余計なことまでしやがって、何様のつもり
なんだ、こいつら!」となにやら腹を立てている。しかし、料金やサービス
など他と比べてそんなに悪い印象は私にはなかった。

店を出て高速に乗る手前で、急に「エンジンをチェック」が点灯、そして
ガタガタと変な音がし始めた。急いで近くの駐車スペースに車を停め、夫は
エンジンを点検。「出てきてこれを見ろ!」と夫が叫ぶので、私は車を降りる。
夫が指指したところを見たが、私には何のことやら。「スパークプラグが
はずれてるんだよ!」

烈火のごとく怒りまくった夫は、私の差し出す携帯と店のレシートをひっつかみ、
担当メカニックを電話口に呼び出して叱りつけている。プラグを締めなおし
運転席に戻ると、「あの大馬鹿野郎、『新車じゃないんだし』なんて言い
やがった!謝りもしない。とんでもないサービスだ!」と息巻いている。

メカに弱い私とて、スパークプラグがはずれたら車が走らないことはわかる。
なんでそんな初歩的なミスが?そこが、さっぱりわからない。私は日本人と
して、日本人の勤勉性や正直な性格を誇りに思うし、だからできれば日本の
お店を、とわざわざ遠くまで(家から一時間半もかかる)出かけたし、渋る
夫も説得した。それなのにこの結果。夫は「だからお前ら日本人なんか信用
できないんだ!こんなの、そこらのカナダ人の店と同じレベルだ!」と怒り
は止まらない。

その店は私と夫の信用を永久に失ったし、私は夫の信用を失ってしまった。
私も今後は、海外の日本人ビジネスは信用するまい。


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冬のお楽しみ

2010-12-24 15:59:22 | インポート
IN AN OLD CITY BAR
THAT IS NEVER TOO FAR
FROM THE PLACES THAT GATHER
THE DREAMS THAT HAVE BEEN

また行って来ました、この時期恒例のTSOコンサート!
前回はアメリカに住んでいた時。彼らはいまやウェストとイーストの二つの
グループに分かれて公演しているそうなので、今回のは違う演奏者だった。
出だしのストーリーは同じなんだけど、アレンジがガラッと新しくなって
お得意のパイロに加え、レーザーもなかなか良かった。今日はちゃんと耳栓
持参で行ったので、あとで難聴障害に苦しむこともあるまい。

だけど思ったのは、やっぱカナダ人っておとなしい。
アメリカでは観客がもうすごいノリノリで、演奏者も嬉しかったのかすごく
サービスしてたと思う。カナダに来たから気を使ってカナダ国旗をバックに
使ったり国歌をアレンジしたり、カナダのホッケーチームを話題にしたりして
くれたのに、観客はおとなしくて「ふ?ん」ってかんじで聞いてるだけ。
チームリーダーは「みんな、疲れてるのかなあ?」なんて舞台から声をかけ
てみたりして、気の毒になっちゃったよ。

それと今回苦しかったのは、会場がすんごく寒くてトイレの我慢が限界だった
こと!普段はどこに行っても演奏の途中で席を立つことなんかないのに(長い
オペラだって大丈夫)、それにコーヒーとか飲まないでいたのに、とうとう
我慢できず席を立つことに。

でも立とうと思ったらハシゴが降りてきてバイオリンの兄ちゃんがモーツアルト
のシンフォニー始めるじゃないの!モー・ファンの私が無視するわけにいかない。
それが終わってさて、と思ったら今度はまたモーツアルト&ベートーベン!
その後やっとのことでトイレに走る、走る。

パイロのため会場の温度を低くしてるのかもしれないけど、トイレにかけこむ
観客は私だけじゃなかった。次回は耳栓に加え、ホカロンも持ってかないと。


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