恒例のTABI月命日、今月はスパークリングではなく、シャンパン。
実は夫が先月、シャンパンだけをいろいろ選んで一箱、酒屋から送ってもらったのである。
先々週の祝日に彼が選んだのは、いわゆる日本で有名なドンペリの、期間限定アイス・シャンパン。珍しく氷を入れて味わうタイプのシャンパンだ。
これがもう、大失敗!
いや、味は悪くはないのだが、「この値段でコレかよ?!」という残念なシャンパンなのだ。
実際、ドンペリで「うまい!」というものに出会う機会はまずない。日本でも海外でも、お祝いというとよく出てくるので飲むチャンスは多いのだが、正直言ってそれほど美味しくない。もっと庶民的な値段で、ずっと美味しいスパークリングはいくらでもある。自腹切るなら、ドンペリはすっ飛ばして好みのスパークリングを買うほうがずっといいと思う。
でも、特に日本では、高級シャンパンといえばドンペリ、ということになっているので、ドンの悪口を言う人などあまりいない。「王様は裸だ!」とハッキリ言うものなら、空気が読めないだのなんだのと周囲から袋だたきに合うだけだ。
ま、私達夫婦はハッキリ思ったことを口にするタイプなので、今後はもうドンペリは二度と買わないことに決めた。
そして今日のシャンパンは、メゾン・マム。
これもまずかったらガッカリだな、と思いながら開けたが、こちらは美味しかった。お値段に見合うだけの味わいだ。
とても細かい泡で口あたりがやさしく、フルーティーな香りと爽やかな味は最後の一滴まで変わらない。さすがシャンパン!と言える味だ。
前菜に用意した、オレンジとジンで下味をつけたスモークサーモンにも、よく合う。もちろんTABIにも、サーモンをおすそ分け。たくさん食べてね。