たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

丹敷浦の女首長

2016-06-29 10:33:49 | 名草戸畔・神武東征

七里御浜 しちりみはま>

 

神武天皇が上陸したとされる、

熊野の荒坂(あらさか)の津は、

別名「丹敷浦(にしきのうら)」とも呼ぶそうです。

神武一行は和歌山市付近で名草戸畔と対峙した後、

紀伊半島を船で迂回して熊野灘に上陸し、

そこで「丹敷戸畔(にしきとべ)」 という人物を討伐しました。

 

戸畔(とべ)というのは女首長のことで、

名草戸畔と同様、その一帯を統治していた、

地元豪族のリーダーだったのでしょう。

ただ、丹敷戸畔も名草戸畔と同じように、

くわしい言い伝えが残されておらず、

その存在は謎に包まれています。