たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

東を守る地

2016-06-03 10:04:12 | 東日本・三陸の神社

<鹿島神宮 かしまじんぐう>

 

鹿島・香取神宮が置かれた場所というのは、

これから起こり得る災害を抑えるための、

「東の守りを司る地」ではないかと思います。

遠い昔に首都が東京に移ることを予感した神人が、

この地にも都と同等の神を招き、

未来の都の繁栄を支えるための

陰の仕掛けを施したのかもしれません。

 

ちなみに「かしま」という名称は、

「水」や「水神信仰」に深く関係するといわれており、

境内の御手洗池からは清らかな湧水が流れ出ています。

2011年には「津波」、2015年には「洪水」という、

二つの大きな水の災いがこの付近一帯を襲いましたが、

どちらも間一髪のところで、

首都への被害を食い止めているのも不思議な事実です。