たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

南九州と北関東

2016-06-22 10:00:20 | 歴史・神話・旅・風景

<鹿島神宮 かしまじんぐう>

 

阿蘇神社と鹿島神宮という、

中央構造線の両端に位置する場所に、

それぞれ「ナマズ伝説」が伝えられていることは、

遥か太古の時代からこの断層上で、

大きな地震が頻発していた証だといえます。

 

ちなみに、熊本大地震の震源地近くに、

「鯰」と名のつく場所があるのですが、

奇しくもそれは、鹿島と同じ読みを持つ、

嘉島町(かしままち)の中の地名でして、

鹿島はもともと「かぐしま」とも呼び、

鹿児島という名称とも共通する部分があるそうです。

 

またそれ以外にも、南九州と北関東という二つの地域には、

遠地とは思えないほど、同じ名前の地名が数多く確認できます。

これらの土地の間には、中央構造線という大活断層を通して、

簡単には無視できない古い結びつきが存在しているのでしょう。