<阿蘇山 あそさん>
熊本・阿蘇付近に残る「ナマズ」の伝承には、
先月発生した熊本大地震を予言するような、
暗示的なキーワードがたくさん含まれています。
ナマズ伝説が残る地域というのは、
昔から地震が多かった土地である証拠で、
阿蘇地域を支配していた阿蘇氏が、
ナマズをシンボルとして崇めていたのも、
地震鎮めの意味合いがあったからなのでしょう。
熊本大地震により、ナマズの聖地である
阿蘇神社の建物は大きくつぶれました。
同じくナマズ伝説で有名な鹿島神宮は、
東日本大震災により鳥居が倒壊しています。
古くからの言い伝えというのは、ただの昔話ではなく、
現代に生きる私たちに向けた重要な示唆なのかもしれません。