<貴船神社周辺>
貴船神社の「き」の漢字は、
現在は「貴」と書き表しますが、
一説によれば、玉依姫命が乗られた
「黄」船の「き」であるとも、
また船の材質を意味する
「木」船の「き」であるともいわれています。
貴船神社へと向かう道すがら、
ふと周囲を見渡すと、
そこには朝日を浴びて神々しく輝く
見事な北山杉の森が広がっていました。
玉依姫命をはじめとする古代の霊人たちが、
この貴船の地にたどりついたとき、
清らかな水神の息吹とともに、
生命力あふれる「き」の神様の
エネルギーに触れたのでしょう。
本宮から奥宮へと続く山道の途中にも、
歴史と風格と感じさせるご神木が、
丁寧にお祀りされていました。