たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

「き」の神様

2015-11-28 19:35:55 | 奈良・京都の神社

<貴船神社周辺>

 

貴船神社の「き」の漢字は、

現在は「貴」と書き表しますが、

一説によれば、玉依姫命が乗られた

「黄」船の「き」であるとも、

また船の材質を意味する

「木」船の「き」であるともいわれています。

 

貴船神社へと向かう道すがら、

ふと周囲を見渡すと、

そこには朝日を浴びて神々しく輝く

見事な北山杉の森が広がっていました。

 

玉依姫命をはじめとする古代の霊人たちが、

この貴船の地にたどりついたとき、

清らかな水神の息吹とともに、

生命力あふれる「き」の神様の

エネルギーに触れたのでしょう。

 

本宮から奥宮へと続く山道の途中にも、

歴史と風格と感じさせるご神木が、

丁寧にお祀りされていました。