たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

神の通い道

2015-02-27 16:03:20 | 伊勢神宮

<月夜見宮 つきよみのみや>

 

外宮の北御門を出たところから、

月夜見宮(つきよみのみや)に向け、

「神路通り」という参拝道が伸びています。

この道は月夜見宮のご祭神である、

月夜見尊(つきよみのみこと)が、

白馬に乗って夜な夜な外宮へ通う

「神の通い道」だといわれ、

「道路の中央は歩かない」

「穢れは避ける」などの風習が、

現在も残っているそうです。

 

ちなみに江戸時代のころ、

これらの言い伝えに従わず、

不敬な格好で道の真中を歩いた者が、

翌日「神さんを見た」といって正気を失い、

そのまま死んでしまった、

という言い伝えがあるとか…。

また、神宮関係者や地元の人たちは、

内宮の月読宮と区別するために、

「つきやみさん」と呼ぶという話も聞きます。