<月夜見宮 つきよみのみや>
外宮の北御門を出たところから、
月夜見宮(つきよみのみや)に向け、
「神路通り」という参拝道が伸びています。
この道は月夜見宮のご祭神である、
月夜見尊(つきよみのみこと)が、
白馬に乗って夜な夜な外宮へ通う
「神の通い道」だといわれ、
「道路の中央は歩かない」
「穢れは避ける」などの風習が、
現在も残っているそうです。
ちなみに江戸時代のころ、
これらの言い伝えに従わず、
不敬な格好で道の真中を歩いた者が、
翌日「神さんを見た」といって正気を失い、
そのまま死んでしまった、
という言い伝えがあるとか…。
また、神宮関係者や地元の人たちは、
内宮の月読宮と区別するために、
「つきやみさん」と呼ぶという話も聞きます。