たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

特殊な神社

2015-02-05 21:25:35 | 東日本・三陸の神社

<明治神宮 めいじじんぐう>

 

ひとくちに「神社」と申しましても、

創建の由来やご祭神の系統には様々な流れがございます。

伊勢内宮のように皇祖神(皇室の祖先)を祀る場所もあれば、

大神神社のように皇祖神とは一線を画すような場所もあり。

天満宮や東照宮は神霊ではなく人霊(人間の霊)をお祀りし、

稲荷神社、八幡神社、日吉神社、八坂神社、弁天社などには、

神仏習合(しんぶつしゅうごう)の名残が色濃く見られます。

* さらにそれぞれの中で細かく系統が分派します

 

その中でも大正9年に創建された明治神宮は、

創建の経緯や立地等を踏まえると少々特殊な場所です。

本来天皇の御霊は御陵にお祀りするのが通常ですが、

明治天皇(と昭憲皇太后)の崩御後、

「ぜひ神社を」という国民の熱い要望により、

代々木の地に明治神宮が創建されたのだとか。

また、明治神宮の近くには、乃木神社や東郷神社など、

日本の近代史に深く関わる人物を祀った神社が点在します。