たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

生む砂の神

2015-02-15 13:05:50 | 神社について

<伊射波神社 いざわじんじゃ>

 

神社の参道とは、神様の母体の「産道」を示し、

参道の先にあるお宮は「子宮」を示します。

そして、産土(うぶすな)というのは、

産屋(うぶや)に敷かれた砂のことです。

私たちは産道を通って子宮に戻り、

そこに敷かれた砂の上で新たな命を育み、

再び参道を通ってこの世に生まれ出る…、

つまり神社という場所は、

生命誕生の地でもあるのですね。

 

ちなみに産土神(うぶすながみ)は、

「生まれた土地の神様」という意味。

誰もが縁ある土地の神様に導かれ、

母親という現実の母体を通じて、

この世に生まれ出ます。

神社を象徴する様々なものは、

単なる信仰のシンボルではなく、

現実面にも大きな作用を及ぼす、

超科学的な仕組みなのかもしれません。