<内宮 ないくう>
たとえ神社の周りが人工林であったとしても、
多くの人の感謝の思いが投影されれば、
そこには立派な鎮守の「杜」が出現します。
皇居の杜がいつも神気で満ちているのも、
日々欠かさずご神事が執り行われているからです。
伊勢神宮の山も一時期伐採が繰り返され、
はげ山同然の状態になっていたそうですが、
関係者の努力により今の豊かな自然を取り戻しました。
残念ながら都会には、鎮守の森だけでなく、
ご神木さえ持たない神社も目立ちます。
ただ、私たちの感謝の思いは、
神前にお供えする榊や水を通して、
周囲の自然へと投影され、
生活環境を整えるもの。
日本全国各地どこでも、
自然(神様)を敬う人の周りには、
神社と同等のパワースポットが出現するのですね。