たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

明治神宮の森

2015-02-06 22:21:22 | 東日本・三陸の神社

<明治神宮 めいじじんぐう>

 

明治神宮の大きな特徴のひとつが、

「人工的に鎮守の森が作られた」という点です。

一般的に神社の社殿というのは、

神様の宿る「自然」や「森」を守り、

遥拝するための目印として建てられますが、

明治神宮の神域はもともと畑や草地や荒れ野で、

森らしい森があったのはほんの一部だったそう。

計画決定後は、入念に地質調査や樹木選定を行い、

「100年後の森の姿」を頭に描きつつ、

今の環境を作り上げたと聞きます。

 

また、一見平らな土地のように見える境内も、

実際に歩いてみると、参道の入り口から本殿までが、

ゆるやかな上り坂になっていることに気づきます。

大都会の真ん中にこれだけ広い緑地がある場所は、

全国的にも珍しいですし、

海外だけでなく地方から訪れた観光客も、

まずはその森の豊かさに驚くのだとか。

首都直下地震を始めとする災害が懸念される現在、

現実的な避難場所としても、

大きな役割を果たすのかもしれません。