天路歴程

日々、思うこと、感じたことを詩に表現していきたいと思っています。
なにか感じていただけるとうれしいです。

黒衣を身に纏ったとしても

2017-05-07 19:37:42 | 
なぜこんなに苦しいのだろう

黒衣を身に纏っても

それでも

穢れていると疎まれる

足を開くなと
足を縛られながら

夜になると

無理矢理
足を開かれる

何をしても
何を見ても

罵られ
殴られる

気まぐれで

美しく

飾られたりもするが

切り花と同じ

萎れたら

捨てられる

陶器と同じ

飽きたら

壊される

財産である
家畜である

はっきり言って

「物」である

現在

自分が立つ場所では

多分

「私」

であるけれど

それでも

苦しいのはなぜだろう

首輪はないけど

鎖はあって

それを

甘んじて受けている

「私」だからか?

鎖はあっても

首輪はなくて

それを

ありがたがらない

「私」だからか?

違うだろう

黒衣が全てではない

それを

手放すのも
手放さないのも

選ぶことができれば

私もあなたも

楽になることができるだろう




























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