思いが溢れる眠れぬ夜
静かだけれど
あまりにも
ゆっくり進む時計の針
寝床を抜け出し
窓を開ければ
夜空が見える
人が住む街に住むから
本能が恐れる漆黒ではない
そのかわり
輝く星屑も見えない
飼いならされた夜空
それでも
金色の三日月が
おっとりとぶら下がっている
灯りをつけることなく
夜空を見れば
胸が痛くて
涙がこぼれる
かたく閉じていた
悲しみのボトルの蓋が
緩んでしまった
そのボトルは
今の部屋の色と同じ
ミッドナイトブルー
静かだけれど
あまりにも
ゆっくり進む時計の針
寝床を抜け出し
窓を開ければ
夜空が見える
人が住む街に住むから
本能が恐れる漆黒ではない
そのかわり
輝く星屑も見えない
飼いならされた夜空
それでも
金色の三日月が
おっとりとぶら下がっている
灯りをつけることなく
夜空を見れば
胸が痛くて
涙がこぼれる
かたく閉じていた
悲しみのボトルの蓋が
緩んでしまった
そのボトルは
今の部屋の色と同じ
ミッドナイトブルー