風が鳴る
雨が唸る
台風が通り過ぎる街
ゆっくりゆっくり
台風は横切っていく
木々がたわむ
傘がゆがむ
台風が突入する街
のしりのしり
台風は我が物顔でいる
動物である自分
小さな心臓の
脈打つ速さを感じている
それは怯えと高揚が混じった
不思議な鼓動
人間である自分
小さな部屋で
渦巻く風景を見つめている
それは安寧な場所に立った
他人事の視点
窓には大きな水滴
耳には激しい風音
吹きすさび
荒れくるう
雨が唸る
台風が通り過ぎる街
ゆっくりゆっくり
台風は横切っていく
木々がたわむ
傘がゆがむ
台風が突入する街
のしりのしり
台風は我が物顔でいる
動物である自分
小さな心臓の
脈打つ速さを感じている
それは怯えと高揚が混じった
不思議な鼓動
人間である自分
小さな部屋で
渦巻く風景を見つめている
それは安寧な場所に立った
他人事の視点
窓には大きな水滴
耳には激しい風音
吹きすさび
荒れくるう