天路歴程

日々、思うこと、感じたことを詩に表現していきたいと思っています。
なにか感じていただけるとうれしいです。

どんなに愛していても

2018-09-11 20:03:59 | 
どんなに愛していても

あなたの苦悩を分かち合うことはできない

あなたは

たった一人

孤高の荒野に立つ

それは

選ばれた者しか

立てない場所だとしても

…立てない場所だからこそ

あなたは一人で

もがき苦しむ

そして

その玉座に座ることは

あなた自身が望んでいること

だから

そこから

逃れることもできない

吐きそうなくらいの

プレッシャーを抱えながら

その時を待つ

あなたのその瞳を

わたしは閉じさせることすら

できない

わたしはただ

あなたが

傷ついた獣のように

震えている時に

抱きしめることしかできない

それは

一瞬の慰撫にしかすぎない

けれど

わたしができることはそれしかない

あなたが

シャワールームで一人

咆哮していたとしても

隣にいることしかできない

あなたの痛みはわかる

けれど

あなたの苦しみを軽くはできない

わたしは無力

こんなに愛していても

あなたの孤独を分かち合うことはできない



地上三センチの浮遊

2018-09-09 17:22:35 | エッセイ
「サディスティック ミカ バンド」

思春期の頃、サディスティック ミカ バンドがちょうど再結成されて、2代目ボーカリストが、桐島かれんさんでした。



80年代ぽいビジュアルですね。これ以降、桐島かれんさんは、ずっと好きです。今でも、好きです。素敵で、かっこいい。

今でも色あせないかっこよさの「黒船」



すごい上手い人達の、プロフェッショナルな演奏。

後は、歌詞も多分、曲ありきなのでしょうが、大人になって聞いてもすごくいいです。

すごく覚えているのが、

「ダシール・ハメット&ポップコーン」(天晴収録)という曲があって、ダシールハメットて何?と思ってました。

大人になって、ダシール・ハメットは、ハードボイルドの巨匠であると知りました。

歌詞がああ!と思った瞬間でした。

有名な「タイムマシンにお願い」の歌詞も摩訶不思議ですね。

そんなお遊びも、大人の余裕を感じます。

歴代の女性ボーカルは、

ミカさんは、あまり上手ではありませんが、(ごめんなさい)パンク。尖ってる感じ。

カレンさんは、1番大人ぽくて、ファッショナブル。1番女神ぽいですね。

木村カエラさんは、やっぱり、1番上手い‼︎プロフェッショナルですね。バンドにしっくりくるというか、浮かない。1番ロックぽい気がします。

でも、1番好きなのは、桐島かれんさんなのです。洗練されてて、都会的なんですよね。思春期に聞いて、影響を受けたせいかもしれませんが。










壊れたくない

2018-09-04 20:15:58 | 
壊れたくない
壊れたくないのに

どうして

壊そうとする?

小さくて
弱いのは

そんなに

罪なことなのか?

もっと頑張れ

精神論は苦しい

けれど

頭を使え

理論も苦しい

効率や生産性の鞭

全てのニンゲンが

そのレールに

乗れるわけではない

そのレールに乗って

走っているニンゲンにとって

そのレールにすら

乗ってないニンゲンは

腹ただしく

屑に見えるだろう

ワタシタチハ

コンナニタイヘンナノニ

アタマスラツカワナイノ

そんな言葉が透けて見える

壊れたくないのに

壊れそうだ