雲の裂け目

錆びたピンク色の桜が昨日よりも咲いている。

出勤する。
今日は土曜日だ。
週末なので夜間救急当番の医療機関をチェックする。

通り道に連翹が花をつけている。
桜なんかよりもこの燃え上がるように明るい黄色の方が躍動感に満ちている。

ここらにも錆びたピンクの桜がしょぼしょぼ花をつけている。

風は冷たいが歩いているうちに汗が出て来る。

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昼休み。
気温21.1℃、当地では真夏の気温である。
朝はひんやりしていたのに、急に雲が立ち込めて蒸し暑くなった。
蒸し暑いと感じて電話の天気予報を聴いたら予想外の湿度37%。
木のベンチが日光で熱を持っている。
公園で空を見上げながらアイス食べる。
重く湿った雲の裂け目から何か降りて来る気がする。

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平穏に一日の仕事を終えた。

短い帰路を歩く間に空の様相が完全に変わった。

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今夜は急変待機だ。
多分呼び出しは無い気がする。

今日の昼間の雲の動きを思い返しながら寝る。