ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

ももも、9.11

2016-09-11 21:24:05 | 日常
空は雲無く快晴、風は厳しく冷たい。

雨で運動量が激減した期間ずっと体調不良だったのが
数回徒歩通勤したり自室でちょっと筋トレした途端、疲労感がすぅっと消えた。
特にストレッチを念入りにしたら全身が楽になった。

朝晩めっきり冷えるようになった。
夜間は暖房を使わないと辛い。
長雨の間ずっと屋内に置いてあった植物を今のうちに日光浴させる。



これらは赤と黄色の大輪ハイビスカスで、父の遺品である。
私がまだ札幌にいた頃に父が最初の脳梗塞で一人自室に倒れていたのを
間一髪で発見し救急搬送してくれた父の旧友が、
退院後の父に見舞いがてら遊びに来て置いて行った小さな鉢植えの苗だった。
ろくに世話もしないのに人の頭よりも大きい赤い花を咲かせていたのが
一昨年父が死んだ後、教会に置いておいたら黄色く死にかけたので
試しに持ち帰って来て土を替え培養液を与えたら息を吹き返して1年が過ぎた。
今年は日照不足と湿度が高過ぎるのとで土にカビでも付きそうだったので
ずっと室内に置いて扇風機の風に当てていた。
当地の霧雨は塩分濃度高く植物が焼けて枯れるので迂闊にベランダにも出せない。
今の時期になると夜間は冷えすぎるのでいちいち室内に入れなければならないが、
久々に外に出してやると日光を喜ぶのか若芽を出し、葉には光沢が出て来る。
花は未だ咲かないが、いいのだ枯れさえしなければ。

とりあえず残り物で朝食。
先日おかずだけ食べて残してあった海苔弁当のおかか海苔飯半分と
朝っぱらから餃子焼いて食べる。

食後にももも。
もももそのものは甘過ぎてどちらかと言うと黄桃やネクタリンの方が好みであるが
スーパーの売り場の張り紙が気になって前回買った時に実際やってみたら
なかなか上手く出来たので、写メ撮りながら再度やってみた。
スーパーの張り紙『桃の上手な食べ方』に則ってもももを剥く。

ももも。


このもももに八等分の切り目を入れる。





八等分の切り目を入れたもももの切り目の尖った頂点から皮を静かに手で剥き、
剥けた実をナイフで少しずらすして一切れを種から切り離す。
八等分した実を全部同じようにして皮を静かに剥き、
ナイフで実をずらして種から外す。












出来上がり。
一つ一つ写メ撮りながらやっていたらもももの実が変色して来てしまったけど
いいのだ、食べるだけが楽しみな訳ではない。

ちなみにもももは福島県産であった。
甘くてみずみずしくてウマかった。
Twitterのお仲間の皆さんが食材の放射能汚染に苦悩し賛否両論あるのは知っている。
しかし私個人はあの震災よりも何年も前から既に
線量計を常時装着して色々な核種を至近距離で浴びる仕事をしていた上に
かれこれ半世紀以上も生き延びて来て
先祖や一族郎党の平均寿命に達した今日、今更食い物で被爆も糞も無いので
気にせず何処の産物でもこだわらず何でも構わず食べている。
80歳になる自分の親にも食わせている。
食べれるうちに食べさせて味わわせないと。
間もなく咀嚼も嚥下も出来なくなる。

ただ、将来この先も生きなければならない子供を持つ人にとって
食材からの被爆については私の如き極楽蜻蛉のような考え方は到底出来ないであろうし
福島産だけでなく東北も関東も何処の農産物でも、
また太平洋沿岸の海産物も全てに誰もが放射能汚染の危険を知る今、
子供達に一体何を食べさせたらよいのか苦悩し神経を擦り減らすのは察するに余りある。
先々生きなければならない事の重荷の何と惨い事か。

ところで桃を「ももも」と呼ぶのはこのお方の昔話による。

大昔にようつべで見つけた何かのCMである。

あほんだらな事ばかりやってないで急ぎ教会に行く。
そうそう、礼拝の司会に当たっておるので遅刻は許されない。
風強い。
吹き飛ばされて行く雲がドラマチコや。



主日礼拝。

黙祷
招詞 イザヤ26;12~13
讃美歌(21) 204 454
聖句暗唱 ヘブル11;16
主の祈り
祈り
讃美歌(21) 561
聖書朗読 マタイ5;43~48
説教 「“他者”は自分の敵ではない」
讃美歌(21) 499
献金
祈り
讃美歌(21)90
祝祷

教会仲間が台所でカレーの仕上げをしている。
私は午後の会議用に茶菓子を買いに出た。
乾いた風が心地よい。
茶菓子を物色しながら、1本60円の朝採りトウモロコシの
切り口のみずみずしいのが気になった。
うちの近所のスーパーで萎びたトウモロコシが1本98円で「安売り」されている。
教会の行事が全部終わったら買って帰ろう。

戻ったらカレーが完成していた。
教会のカレー。


・・・・・

教会員会終わった。
帰りにさっきのトウモロコシと黒ブドウのキャンベルを買い込んだ。

運動量が足りないので徒歩で帰宅する。
30分くらい。
橋の上に来たら厚い雲がまたも伸びて来た。

半月板断裂を放置している膝がしくしく痛むがそんなにひどい痛みでもない。
周りの筋肉が回復して来たのかな。

日が暮れるのが早くなった。

間もなく彼岸だ。
路面が凍り始めるまでに歩けるだけ歩いておこう。

帰宅して買って来た60円のトウモロコシに塩を塗しキッチンペーパーで巻いて
電子レンジで加熱した。(500Wで5分間)
先に母宅に届けて安否確認して戻り、自分の分をチンしていると母から着信あり。
「物凄く甘い。」
そうかそれはよかった。
ていうか普段近所で98円で買っていたのは何だったのだ。

という訳で、
1本60円の叩き売り地物トウモロコシと黒ブドウキャンベルで夕食は終わりにした。
総熱量は少ないが糖質過多である。
これから台所磨きと筋トレと入浴をして過剰な熱量を消費しよう。
寒いし。
暖房つけてみたが勿体ないので筋トレでもするか。
寒いと抑鬱状態に陥り易く、寝具に包まって休眠しがちになる。
気をつけないと。
来週はもう彼岸、夏を味わわないうちに陰気な冬が来る。
日照の極端に少ない、乾燥した冬が。

・・・・・

古本屋で見つけたユタ・ヒップのCD、久しぶりにまた引っ張り出して聴いている。

今朝、必要以上に時間と手間をかけてもももを1個、剥いて食べたのを
この日記ブログに上げようとするが、
仕事中に消毒液で右第4指の皮膚がやられて亀裂が出来たために入力に難儀している。

今日は9/11だ。
15年も経ったのか。
あの日私は夜勤だった。
準夜(16:30~1:30)の勤務が荒れ荒れで8時間の勤務のうちに救急車何台来たのだったろう。
走り回るうちに休憩室で放置しっ放しの夕食か腐るので処分し、
空腹を抱え睡魔に頭をやられて3:30過ぎに職場を出て乗った。
朦朧としているとタクシーの運転手が「NYのテロ物凄い事になってますね」と話しかけて来た。
眠気のため相手が何を言っているのか理解できなかった。
「そう?」と返事したまま私が無反応で会話成立しない相手と思ったのか運転手も黙り込んだ。
自宅に着いて、当時まだあったテレビのスイッチを、見る気も無く入れると
飛行機が貿易センターに突っ込む映像をやっていた。
何だこれはと不審に思ってチャンネルを変えた。
そしてどのチャンネルも全部同じ映像だとわかった時、運転手の言った意味を初めて理解した。
15年はあっという間だった。
この15年間のうちに我々は破滅に向かって確実に猛進し続けている。

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