ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

お気楽

2011-09-15 20:21:28 | 日常
昨日、がん保険の代理店のおっさんが
がん保険に加入する人が増えたと言っていた。
そうだろうな。


で、原発事故に話が脱線しておっさんにいろいろ聞かれた。
おっさんの認識ではインフルエンザや病原性大腸菌のような
見えない「放射能」という奴が
各地に広がっていると思い込んでいたので困った。


仕方無いから放射性同位元素について話した。
放射性同位元素というのは一つではなく<
物凄く種類がたくさんあってそれぞれ半減期が長かったり短かったりして、
セシウムというのは
今年生まれた0歳の赤ん坊が30歳の頃にやっと半分に減り
還暦過ぎる頃に何とか消えてくれるかどうかという、
厄介なしぶとい奴なんですよ、などと喋って甚だ疲れた。


おっさんが
「鮭や秋刀魚はどうなるんだ、もう食べられないのか今が旬なのに」
と嘆くので言ってやったよ。


「魚食えなくてもいいっしょ、
 気にせず何でも食ったってあなたも私も年取ってるし
 食っても食わなくてもどうせ近々死ぬ、
 けど子供達や生まれる赤ん坊はどうすんの。
 気にせず食べたら?」


ウマいもん食うだけが人生ではないけど、
食っても食わなくても我々の将来は先が見えている。
しかし子供達は食う食わない以前に生き延びられるかどうかの所にいる。
旬の秋刀魚を食えるか食えないかを気にする我々世代のお気楽さよ。


話が長くなった。


そもそもがん保険の代理店のおっさんの嘆きは、
最近がん保険に加入する人は増えたが
それ以上に「放射能が怖いから」とか「被爆するのが怖いから」と言って
ちゃんと健診受けないとかレントゲン撮らないとかいう人が増えた、
という事らしい。


よくぞ原発問題にまで脱線迷走した事よ。
たいしたものだ。
お互い老い先短いんだから食えるうちにありがたく何でも食いなよ。
今さっき生まれた赤ん坊や子供達と我々老人を同列に置くんじゃないよ。
あと10年20年経てばどうせ我々は嚥下障害起で固形物飲み込めなくなるし。
味だってわからなくなるよそのうち。
食べて味わかるうちに食べたらいいよ。
しかしその時には子供達が健康で無事に生き延びているかどうかは
誰もわからない。

日々の糧

2011-09-15 13:44:29 | 散歩
仕事帰り、オオセグロカモメに行き合った。
歩道に散乱したゴミの中から菓子パン半分を獲得し、
強引に丸飲みしようとして飲み込めないでいる。
近づくと、
半分嘴からパンをはみ出させて飛び去った。