ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

雨の一日

2009-05-23 15:37:00 | 音楽
寝たり起きたりしながら
ずっと聴いていた。


レゲエの神ボブ・マーリー


"EXODUS"


高校2年の時に
皆してお互いにお気に入りのLPレコードを
貸し借りし合っていた昔、
仲の良かった友達が貸してくれたこのアルバム。
当時、新譜だった。
友達は発売をずっと待っていて、
買ったらすぐに
カセットテープにダビングしてくれた。


私も気に入って
そのカセットテープをずっと
今も持っている。


数年前に
ここの地元に進出して来た大型商業施設の中の
マニアックな物ばかり売ってる変な雑貨屋で
偶然このアルバムの一曲を聞いた。
もうとうに廃盤か絶版になって
二度と手に入らないと思っていた。


まだPCを触った事も無く
ネット通販で物を買うなど思いつかない頃の話だ。
もし再販されていても
そして仮にネットで取り寄せたとしても
オリジナルの音ではなく
いじくってアレンジしてしまったものしか
手に入らないかも知れないと思った。


店内のBGMで流れている音は
昔聴いたあのボブマーリーの
"EXODUS"のオリジナルそのものだった。
どうしてもこれが欲しい。


探したが輸入版CDの棚には無かった。
私は店員に頼んだ。


「商品棚には無いんですが、
 在庫無いんでしょうか。
 今、店内で再生してるこのCDが欲しいんですが。」


店員は
販売用の商品としては
在庫は無くて取り寄せするにも
輸入版なのでいつ入って来るかわからない、
今はこの店内でBGMに使ってしまった一枚しか無い
と言った。


私は無理を言った。


「差し支えなかったら
 今店内で再生しているこの一枚そのものを
 買いたいんですが。
 新品と同じ値段で買いますから。」


店員は
いや、
一度封を切って使用してしまったものを
お客様にお売りする事は出来ません
と答え、店長に話してみますと言って
奥に引っ込んだ。


店長が出て来た。
私がそのCDを
新品と同じ値段で買いたいと言うと、
あー、いいんですよねこれ、
としみじみ言った。


「店で一度使った物を
 新品と同じ値段でお売りする訳には行かないので
 半額でどうでしょうか。」


OKOKOK!!!


私は帰って来て
早速このCDを再生し
どっぷり浸かって堪能し、
繰り返し聴いていた。


時々、発作的に
無性に聴きたくなる。

不味い

2009-05-23 12:11:00 | 
昨日の夜勤帰りに
私は同僚と一緒に水産センターの食堂で
ウマい焼き魚定食で朝飯を頂いた訳であるが
実は
その水産センターに行く前に同僚と私は
一度JR駅近くの某市場内の蕎麦屋に入ったのだった。


その蕎麦屋には牡蠣蕎麦や牡蠣丼、
魚介を使った天麩羅や丼物メニューが豊富で
数年前に
私は一人で牡蠣蕎麦を食べに入った事があった。


しかし
その蕎麦屋の主力商品である牡蠣蕎麦、
不味かった。
どう不味かったかというと、
牡蠣は厚岸産の大きな牡蠣を
ふんだんに使っているにも拘らず
汁に貝や昆布の味がしない。
だしを湯で薄めたような味で
水と醤油だけの汁と表現すれば解って頂けるだろうか。
大きな牡蠣貝が何個も入っているのに
汁に貝の味が殆どしないとは何じゃこりゃと思って
それ以来昨日までその市場の蕎麦屋には
近づかなかった。


昨日の朝、
夜勤で16時間働いた後、
同僚と私は疲労と空腹でテンションが上がっていた。


「安静に終わって良かったねぇ。」


「安静でも疲れたよねぇ。」


「うん。おなか空いたねぇ」


「私、市場に寄らなきゃ。
 お茶屋にじじが注文した新茶が入荷したって。」


「あー私も寄って行こう。
 寝る前に飲むビールのつまみ、
 何か買おう。」


私達は
蟹や魚を売る鮮魚店のおにっちゃん達の
熱い呼び込みをかわしながら
市場を徘徊した。


同僚は子供達へのお土産の和菓子と
自分のビールのつまみになる惣菜を買い、
私はお茶屋でうちのじじの新茶を買いつつ
同僚を誘って2杯も新茶を味見し、
最後に
朝食に何処かの店で一緒に何か食べようと
意見が一致した。


私達は極度の眠気と空腹にやられていた。


「わぁ焼き魚定食だって。」


「ここの蕎麦屋、
 牡蠣蕎麦不味かったんだよね。
 汁にだしが出てなくて。」


「ご飯物は味どうだろ?」


「どうかな。」


「入ってみようよ。」


同僚は焼き魚定食に、
私は煮魚定食に引っ張られていた。


焼き魚定食の魚で同僚は迷っている。
煮魚定食は婆鰈(ばばがれい=脂の乗った肉厚のカレイ)。
婆鰈は一時期希少価値になってしまっていたが
最近また獲れるようになってきた。


いらっしゃいませと言って
店の人が水を運んで来た。


同僚はまだ魚で迷っている。


「あっ!」


「どうしたの?」


焼き魚!
どうせ焼き魚を食べるなら!


「同じ職場の○○さんが美味しかったって言ってた、
 タクシーの運転手も絶賛していた、
 あの水産センターはどうよ。
 この市場から車ですぐだよ。」


「あっそうか!
 どうせ食べるならそうしよう!」


せっかく水を出してくれたのに
すみませんと言って
私達は蕎麦屋を出た。
そして
あのウマい焼き魚定食にありついた訳であるが
今日になって、
私はあの蕎麦屋の煮魚定食の味がどうなのか
気になった。


一度蕎麦の汁が不味かったからと言って
他のご飯物までもが不味いと
決め付けるのも如何なものか。
実際に食べてみて
本当に不味いかどうか判定しよう。
不味かったら皆に知らせよう。
美味かったら夜勤帰りの朝飯に同僚を誘おう。


そんな訳で、
今日この雨の降る中を
私はJR駅からほど近い、
"市民の台所"と呼ばれ多くの観光客が立ち寄る
あの市場に一人で行ってみた。


そして、
昨日一度注文しかけてキャンセルした
婆鰈の煮付け定食を注文した。


なるほど!
こりゃ不味いわ。


どう不味かったかと言うと、
せっかく身の柔らかい肉厚の婆鰈が
煮過ぎてガチガチに
硬くなっているではないか。
しかも、
煮汁が煮詰まって甘辛過ぎ、
婆鰈という食材そのものの味が全くしない。
特に婆鰈の身の中で
一番柔らかく脂の乗っている筈の
鰭の部分などは
砂糖と醤油が煮詰まって飴状に固まって
何だかわからないものになってしまっている。


なんじゃーこりゃ。
料理苦手なのか?


どおりで
店内は観光客ばかりで
地元住民が食べに来ていない筈だ。


見た目は良いんだけどなぁ。
これはダメでしょ?
せっかくこの地元に来てくれた観光客に
こんなしょっぱくてガチガチの煮魚や
汁にだしの出てない牡蠣蕎麦なんか提供しちゃ。


多分私も二度と食べに入らないと思うけど
職場の仲間達にはこの味をちゃんと周知するよ。
店と客には出会いがあって相性もあって
実際に食べてみるまでは
美味いか不味いかは賭けでしょ?


しかし誰でも
金払って不味いものを一度でも食べたら
二度とその店には来ないでしょ。
そして行こうとする人を見かけたら
やめとけって言うよね。


ま、行くのも誘うのもやめときましょう。
それでも食べに行く人は
まさに自己責任としか言いようが無い。
私の好みや味覚の問題ではないと思う。
牡蠣蕎麦の汁に牡蠣の味が出ていない、
煮魚は煮詰まって魚がガチガチ。
それで一食1000円前後の値段であるよ。


店の人は感じ良いのに残念だ。
もったいない。


実際に自分で食べてみて不味さを確認した、
本日の雨天散歩であった。

腕時計

2009-05-23 04:08:00 | 日常
腕時計は
幾つも持っているが
どれも使っていない。


結局手に入らずじまいだった
大昔の
ある雑誌の創刊時の記念か何かで
応募葉書を送ったら
抽選で当たるとか言っていっていた
腕時計が
そういえば欲しかったな。


手に入っても
多分使わなかったであろうが。


神社の鳥居のような朱色の皮のベルトに
文字盤の12時刻が
数字ではなく十二支の腕時計。


抽選応募の非売品だから
手に入らなかったけど
もし
売ってたら買うなぁ。


1時、2時、3時ではなくて
子の刻、丑の刻、寅の刻なんだよ。

あんな
遊び心ある腕時計があったら
きっと使うなぁ。