ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

マストロベラルディーノ タウラージ・ラディーチ リゼルヴァ アントニオ  2008 

2016-04-06 | イタリア
Mastroberardino Taurasi Radici Riserva Antonio 2008

ちょっと早めの開栓ですが、開栓してみました。セパージュは、勿論アリアーニコで100%です。この品種のイタリアワインとの出会いは、何年か前に”あーこれがイタリアワインの濃さが言われる所以か!”と思ったものでした。

このワインは、特別ラベルのヴィンテージで、都合70ヶ月以上の熟成を経ているとのこと。先般のモトックスの2016春のワインフェスティバルで、僅かの量でしたが試飲ができ、その時はえらく色目の薄さ感じましたが、あれは試飲量が少なかったためだったのですね。ご覧の写真クリックで拡大の通り、アリアーニコの通常量では濃くて先が見えませんが、量が少なければ濃いけれど薄目の色調が強調されます。

で、やはり葡萄が強くて、でも優しくて、フワーッと染み入るところもあり、現時点では段差はあるけど甘酸渋のバランスがそれなりに取れている。もう一杯と後引く力もあって飲んでて飽きない。でもワイン単独では強さが目立つのですが、ローストビーフに合わせると相性が素晴らしい。

ここ1ヶ月で先ごろの試飲会と手持ちボトルの2回試飲ができましたので、熟成のイメージもできました。ま、このワインは将来性が抜群であるが故に、じっくりゆっくり育てる意味でも、手持ち在庫は2~3年に1本ずつ開けていきましょう。

<モトックス情報>
品種(原材料):アリアニコ 100%
醗酵:ステンレス・タンク 主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽 30ヶ月(225L、4,700L新樽比率60%)/瓶熟成 40ヵ月以上
年間生産量:24000本
樹齢:20
土壌:石灰質、火山灰などミネラル成分を多く含む泥灰質
原産地呼称:タウラージ D.O.C.G.

WA:96
WS:93
systemd評点:93-93+(2016.04)



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