ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ミシェル・ニーロン シャサーニュ・モンラッシェ 1er クロ・サン・ジャン 2003

2011-05-13 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
このワインは経験則から言えば
酸がしっかりしているか、いないか、ハッキリ分かれた難しいVintage2003
ワイン冷蔵庫にある同VTの手持ち現在庫は
若干早めに処理してきたので次の通りの5本だけになりました

 Michel NIELLON Chassagne Montrachet 1er Clos Saint-Jean
 Marquis D'ANGERVILLE Mersault 1er Santenots
 Mongeard MUGNERET GC Echezeaux VV
 Dupont TISSERANDOT Corton GC Le Rognet × 2Boteilles

過熟果と言うか、過熱果というか、何れにしてもド・モンティーユでさえ補酸をした年
過去のVintage2003の試飲では
アルロー、フーリエ、M・ミニュレの3人の造り手は酸とのバランスもOKで
余韻に綺麗な酸を感じました

件のワインは松澤屋の平行輸入品ですね(アルミキャップに甲冑マークがありました)
では、果してこのニーロンはどうでしょう


完熟パイナップルや軽くマンゴーなどフルーツが一杯です
石灰など柔らかめミネラル香もあるのですが、このクラスで下草などが?は寂しいですね

美味しいのですが・・・
ちょっと果熟気味で、酸は綺麗に入っていても、如何せん酸だけが気持~ち弱い
  ・・・それでもバランスがある分、酸の弱さを感じつつも、グラスが進みます

  実感として、あーーーホントに勿体無い !!

グラスの足に見える通りのトロミ、口中での厚みがあって
葡萄の美味しさを感じて、それなりに旨いと言えます

合わせはビーフシチューだったのですが、さすがに若干負けてました ・・・当然か
家内(白は飲まない)も今日はまさか白ワインとは思わなかったかな (^^;
ボトル半分は2日目ですので、何かアレンジしてみましょう