ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

カレラ ミルズ ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2007

2010-11-12 | アメリカ/カナダ
CALERA MILLS 2007 PINOT-NOIR MT.HARLAN


私にとって普段は余り縁のないカリピノ
縁がなくても自然と葡萄の生育情報というものが耳に入ってくるもので
アメリカのVintage2007はビッグヴィンテージのようですね
有名どころのワインが可成り良い評価が出ているのも頷けます

で、ついつい ・・・ 気にはなっているんですね ハハ否定できません(汗) 
世の中のごまんとあるワイン
どんな人間も全種類なんて飲める訳がないので、参考値として見てるだけのPPなのに
95点という謳い文句と円高のお陰か、えらく廉価で購入できたので1本開栓

冷涼と言われるマウント・ハ-ランって?
コトドニュイやコトドボーヌの海岸線のような、標高差のある稜線をもつ丘なのでしょうか
それとも小高い丘がポコポコとあるコルトンの丘なのでしょうか
仕方のないことですが、行ったことがないのでイメージが広がりません

育成の難しいとされるPNをカリピノとしてブルゴ-ニュに比肩される迄になったのですから
今更ながらに、造り手の情熱が素晴らしかったのでしょう

<初日>
樽が利いて、20%程度かと思いきや、予想外に多く30%とのこと
味わいは何だか産地不明だけど、酸と果実味がそれなりにバランス良く
香りも強くは無いが赤果実香がある
まだまだ複雑味がないのは・・・・・ 若すぎて仕方ないことですね(明快)
樽が好きな方なら今でものめますが・・・樽はアメリカ産?甘みがあるような
恐らくあとせめて5年くらいからが飲み初めだろうか
まあ飲み頃を観るための開栓ですから2日目がどう変化するのか楽しみですね

<2日目>
樽が余韻にかけて出てくるようになりちょっと辟易
果実味も十分ですがミネラル感が弱いと感じる分だけ焦点がボヤける 
樽の甘さとバニラが若干余韻でバランスを崩しているのも明確になります
まあ初日の印象を素直に記載しましたが、結局印象は変わらず

熟成を楽しみにさせてもらえるワインですが
氏素性の明確な、メリハリというか感じられるようなそういう変化を
ここ数年で残りのワイン期待したいものです 

でもずっと前からCAVE が満杯で
そんな悠長なことは言ってられないのですが・・・