ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

南仏の欲張り混醸 ドメーヌ・ド・サレント VV 2006

2010-03-25 | ラングドック/南西地区/マディラン
ドメーヌ・ド・サレント VV 2006
DOMAINE DE SALENTE VIELLES-VIGNE Languedoc-Roussillon




このワインは日本ではものすごくマイナーなワインだと思う
いったいどこだろうと思ってエチケットにあるポストコード34150 GIGNACを探すと
な~んと地中海にほぼ面しているような街である
モンペリエから西北へ約40km離れた人口5000人ほどジニャック村
良く写真で見かける南仏独特のオレンジの屋根が似合いそうな街のようだ

いわゆるラングドック・ルーション地区と言われる地域
造り手によっては個性のあるワインがあって未開の地と呼べるかもしれない

今回のこのワインはいろいろ混醸されているのが一口飲んでじっと考えれば分かると思う
スペックをうろ覚えでGN・CSの2種類までは直ぐさま思い出したのだが・・・・・
あとは何だっけ?・・・・と店のWEBを確認すると
GN25%、CS20%、ML30%、CN25%が混ざっており4種の葡萄の混醸であった



基本的にセパージュが濃い葡萄なので必然的に濃い目のワインになっている
飲み口としても重い目のワインであることに違いはない

チーズに合わせてブリ(チーズ)などきっと美味しいだろうし
好みだが青カビのロックフォールの手造りで塩分が少ないものが食べたくなるような・・・・
ワインとバゲットと一緒にやりたくなるワイン




グルナッシュが入っているのでカオールとは別物だが
カオールに通じるような熟成すると土香がバッチリの肉料理向きのワインのような気がする
1700円ほどのワインだが4-5年熟成して飲んでみたいワインの一つと言える

このVintage06では余りにも若飲みしすぎだと思うし
確かに二日目方がワイン自体が柔らかくなって美味しくなったのは事実
でもまあ少なくともあと2~3年寝かせてからだろう

まあ、そんなことよりも
いずれの地域も日本での取り扱いが少ないので寂しい限りの産地であることは間違いない

<二日目>
相変わらずワイン単体では強過ぎる
口中でのアタックの強さがあり、また余韻にかけて各セパージュの余韻が入乱れてくる
まあ、Vintageから言ってもまだまだ馴染んでないというのが実態だ

しかし空揚げなどと合わせるとピッタシで美味しくいただけました
今飲むのであれば強い料理で和らげる必要がある