ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

3年後が楽しみ ピエロパン ソアベ・カルバリーノ 2007

2009-12-27 | イタリア
PIEROPAN SOAVE CLASSICO CALVARINO 2007
ピエロパン ソアベ・カルバリーノ


イタリア系の白ワインは飲む機会が少ないのもあるので
イタリアワインに対する物差しがなく良く分からない

柑橘系のアロマをしきりに言われているようだが

私にはアブリコットに土っぽさのあるミネラルのアロマを感じる
色調から樽使いは多くはないようだ

アタックにはVintage通り若さゆえの刺激がある



<初日>
印象としては3年を目安に寝かせると
酸味の刺激的な強さが落ち着いてきて
バランスの悪さが解消されると思われる

<二日目>
変わらず酸味が強い
初日にも感じたのだが余韻に本当に微かな苦味が残ったのが気になったのだが
まるでグレープフルーツのようにこの余韻の苦味も変わらず存在している

総じて2000円超で買えるワインとしては合格点
では熟成させれば厚みやコク、ワイン香や味わいに柔らかさが出てくるのだろうか

私にはイタリアワインの熟成させたものの経験がないのでわからないのである

・・・まあFR産と同じように寝かせてみるしかないかな?!



フランスワインからみると価格から考えらないしっかりしたコルク




・・・Vintage2007はPP92という

初日と二日目の印象からは”?”だろうか
熟成させること、或いはしてからの評価であるなら・・・そうなのかも知れない

私はPPにしても目安にしかしてないので

何故なら
それはワインの熟成度や閉じ開き、試飲時の温度、味わいの好みや思い入れ
・・・などなど・・・・・によって評価者の採点が変わってくるからである


地中海沿岸の国々にはそれぞれワインを産出していうわけだが
石灰質の土が多い地域のワインが概ね美味しいとされている
そういう意味ではChablisのキンメリジャンをイメージするのだが
セパージュの違いもあり、味わいや香りからイメージされるAOCが当然出てこない

フランスワインから範疇を広げるときのためにも
記憶しておかなければと思う


このソアベは大好きな街である州都ヴェネチアのあるヴェネト州という



ヴェネチアと聞くと

何とはなくこのワインの持つ酸味は


自分で紋甲いかを捌いて
アンチョビを隠し味に使った好物のイカスミスパを思い出させる