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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ル・バーン デュ オー・ブリオン 1996

2010-08-05 | ボルドー
LE BAHANS DU CHATEAU HAUT-BRION 1996



家内の誕生日にジャン・ヴェッセルのGC Le Petit Clos(Bouzy)を予定していたが
要望により、セラーに一番少ないボルドーがいいという
それで、同じ8月生まれの娘のVintage1996の何種類かあるうちの
何本かあるバーン・デュ・オー・ブリオンにした

これは、現地購入したのが1999年だったか? 
当時、開栓したときの印象は何て硬いんだろうと言うのが第一印象
仕方なく、毎日の変化を見ながら、ワインとして飲めたのが1週間くらいかかったかな
 ・・・・とあやふやな記憶


あれから10年以上 EUROCAVEで寝かしてあったわけです
どれくらいタンニンが溶け込み、どういう風に熟成したか楽しみもあり
久しぶりのボルドー ・・・ ホント滅多に飲まないし
14年熟成でもこういう堅さの残るワインを飲むに付け
PNに比べて熟成に時間のかかるCSはもういいかなって思ってしまう


まだ早めで、バランスも上がってきてはいるものの、あと10年でも余裕で大丈夫だろう
もちろん、二日目も初日と変わらない、しっかりした良いワイン

まあ娘がこのワインを飲めるようになってから熟成感が増すので丁度良いだろう


9年で熟成ピーク クリュ・ブルジョワ CH ボー・シット 2001

2010-03-09 | ボルドー
CH ボー・シット クリュ・ブルジョワ 2001
CHATEAU BEAU-SITE ST-ESTEPHE CRU BOURGEOIS




久々のボルドー

サンテステフは7年前にモンローズを飲んで以来だろうか
現在では好きでもないシャンパーニュよりも飲んでいる本数は少なくなっている

ワインとの出会いはサンテミリオン(観光局のYouTubeのVideoが見られます)だった
そこから出発してだんだんワインを知っていくうちに
畑を見たくて、どんな街か見たくて、何か掘り出し物を探しに、子供たちのVintageを探しに
PAQUE(パック=復活祭)などの連休を利用してボルドー現地へ観光がてらに良く行ったものだ

しかしながらフランス在住の初期に確かにハマったボルドーだが・・・
いつの間にかワインセラーはブルゴーニュが殆ど占めている

でも時にはボルドーを飲みたくなるのは事実で
今回は時たま目にとまったオークションにこれならと思った市価の1/3価格を入れた



その結果、えーホントに!とビックリ価格で落札したワイン
”ありえへん”価格=ワンコインで落札できた拾いものでした

味わいはいいのだが欲を言えば後引く力が弱い
このクラスでは仕方がないのはわかっていることだけど抜群のQUALITE-PRIXなのだ
そこそこの厚みのある熟成感もありエッジの色調からみればピークはまだ先のように見えるのだが
滓からみれば十分熟成しているようだ



CSが70~75%のメインのセパージュで左岸におおいタイプではある
右岸も左岸も私にとっては美味しいワインが多いのだが
造り手の固有名詞というか顔が見えてこないのがやっぱりボルドーだなって

まあそんなことはどうでも良いことで
CSの熟成感をそれなりに楽しんで飲ませてもらった

翻弄されるワイン プピーユ 2003

2009-12-02 | ボルドー
プピーユ”Poupille”

このワインをグラスに入れるたびに




<初日記載>
何て濃いんだろうとつくづく思う

Vintage2002は軽く飲みやすさがあったのだが

Vintage2003は過熱果である分
果実味が勝ちすぎ
タンニンのザラツキが面白みがない

このワインが染み入るようなワインになるにはまだまだ時間がかかる

現時点で10年以上のバランスをが必要なワインだろうと思う




<2日目記載>
いやーまいったなあ
まだ樽が利きすぎ
固くて全然美味しくない

明日だめならビーフシチュー行きは決定



<3日目記載>
赤ワイン故に
タンニンの酸化があるだろうとあまり期待せずいた3日目


赤でしかも熟成7年目のワインで

開栓してやっと花が開くように本領発揮するワイン
飲み頃温度も少し高めでないとバランスが崩れてしまう難しいワイン

ほんとに機嫌屋の2003を飲むには単純ではないのだけれど

メルロー100%であるが故に
ちゃんとした造り手がちゃんと造ったワインであることを
味わいで教えてくれる

セパージュとイメージから少しは期待はしていたものの

色合いからもかなりの濃さで透明感が全然ない
”03”葡萄の強さをそのまま表現するとは・・・


3300円のワインで

熟成は軽く15年以上かもしれない

Vintage2003を飲まれた方の多くの方は
劇画「神の雫」に出た割には・・・なんて思った方が多いのだろう


葡萄樹メルローの果実味、甘み、この時点での若さを感じながらのコク
やっと出てきた酸味・・・・それらのバランスが取れた3日目

それがこの03のプピーユの美味しい飲み方でしょう

レオヴィル・ラスカーズ1992 ST-JULIEN

2009-11-19 | ボルドー
レオヴィル・ラスカーズ1992
CH LEOVILLE LAS CASES ST-JULIEN



オフVintageの1992ではボルドー№1とされたラスカーズ

大切に保管してあったはずなのにアルミキャップが回らない

なぜ?・・・理由が思い浮かばない

セラーの故障?
セラーの到着が2週間ずれたから?
帰国時の引っ越し便の輸送温度管理? ・・・全てAIRなのに?
通関時の保税倉庫の温度?

いろいろと要因はあるから判然としない

キャップシールをとるとコルクトップはカビがうっすらと
噴いた痕もなく多分大丈夫だと逆に一安心




ラスカーズのVintage1992

一口目で17年間をの熟成がまだまだ若いくらい途中であることを教えられ





このワインの長命さ感じ
また色調や酸の状態からあと10年でも問題なく
熟成した時の楽しみがあるなと感心

最後の1本は十分熟成するまで保管しよう

21年の歳月を経て

2009-11-01 | ボルドー
久しぶりにボルドーを飲みたくなって
手元に来てから17年経って開けたワイン。

このワイン 
CH MOULIN PEY-LABRIEという聞きなれないシャトーのワイン
Cuvee Benedicte1989



AOCはこれまたCANON FRONSAC


このワインを若い時期に飲んだ友人は先日
「・・・・あれはっ・・」て言ってたけど
まだまだ熟成途中




樽が背景に利いた味わいは
口中で優しく
果実の甘みと酸味がじんわりと染み込んで
マイルドでクラッシックな味わい。

メルロー100%。

1990の方はあと10年寝かせるかな。