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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ジョルジュ・ミュニュレ ジュヴレ・シャンベルタン 2006

2011-09-02 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
(写真はショップのものを拝借 → 9/10に到着したボトル写真に更新)

***********上記写真は9/10に撮影***********

小休止宣言したのですが ・・・・・相変わらず、沢山の方が訪問してくださっており、有り難うございます
それもあり、ちょっとこぼれ話をしておきたいと思います


先日のことでした

セラー(Eurocave)に数本分のスペースがあることは承知していたのですが
まあ、何も焦って埋めることもないだろうと思って放っていました

いやー、酒断ちで、今ずっと健康的( (?_?) )な生活をしているので、ワインが減らないんですねえ
要するに、財布にも優しい日々が続いていたのです

が・・・ある時に掘り当ててしまいました
何を?

お宝です!
 「Georges MUGNERET Gevrey-Chambertin 2006」 
 滅多に拝めないボトルがさり気なくあるじゃないですかぁ (悦!)

 ・・・・・傍目には村名ワインに大騒ぎしてバカみたいに見えますよねえ

市場にはもうないはずのミュニュレのフラッグシップ「GC Ruchottes-Chambertin」のデクラッセ
2007年からは1erとして上市されていますから正しく村名として最後のVintage2006
栽培面積も小さくて(0.64ha)、生産本数も少ないので
恐らく市場では、J.F.ミュニエのMusinyをデクラッセしたCMよりも少いはずではと思います
********9/3記載**********
調べると、LUCのWEBからGCは収量20hl以下との記載から
①リュショット推定本数: 0.64ha × 20hl ÷ 720ml ≒ 1800本
②①からの推定で若木分を10~20%程度とすると: 1800 × 10~20% = 180~360本
この推定本数から見ると、日本に何本出荷されたのか? 
そう考えれば、入手できたこと自体が奇跡のようなワインだったのかもしれません
*************************

2本限りの在庫を思わず買ってしまいました
勿論、正木の方が良いのは自明の理ですが
若木故に半値(1万円)ですし、正木1本分で2度楽しめるのも嬉しいですねえ


Vintage2006のNuitのワイン評価も89点で良さそうですし、今でも十分飲めそうですが
大事に飲みたいので、せめてあと2~3年の2014年あたりで本領発揮と言うところでしょうか

では、9月第3週まで À tout à l'heure!

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J・C・コトティド ジュヴレ・シャンベルタン 1er クレピヨ 2002

2011-04-02 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHAMBERTIN 1ER CRAIPILLOT 2002 CONFURON-COTETIDOT

開栓前からのイメージは
 ・・・濃い、タンニンがビシッとくる、強い、長熟です

グラスに注いでいると
横から見える色調に少し熟成色ガーネットが入って良い塩梅に見える
 ・・・ここのワインはやはり濃い~色調だなあとしみじみ
 ・・・でも嫌いじゃないんです

この濃さは色目だけなら
お気に入りのシルヴィー・エモナン(ドミニク・ロホン(英語はローラン)の奥さん)の同系統ですね
VRの造り手ですがジュブシャンもなかなかです

香りは
強さはグラスに注ぐ段階では香が周囲にまでは漂ってないので中庸と言えますが
きちっとジュブシャンのバイオレットのブーケがあり、土香や牧草がいいですねえ

味わいは
飲み口から、正に今がピークです!・・・良いタイミングで開けました
タンニが口中にあるのですがザラツキもなく
とてもシルキーで滑らかに感じて、赤ワインを飲んでいるって実感が好いです
要するにバランスの良い、テロワールに素直なワインだと言えるでしょうか

購入価格は5千円を税分だけ出ただけで、これは正しくQUALITE-PRIXの分類に入ります

そうこうしていますと
1時間少々で鞣革香や微量ですが動物臭が出てきました (*^_^*)v
AOCはジュブシャンですが・・・・少しですけどエシェゾーチックさがあって嬉しいです

このワインを飲んでて思うことは
やっぱり熟成させたワイン・・・力強さがあるピークのワイン・・・の旨さに感じ入ります


フィリップ・ロティ ジュヴレ・シャンベルタン シャン・シェニ VV 2005

2011-01-30 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVEREY-CHAMBERTIN CHAMPS CHENYS VV Philppe ROTY

ロティのワインが飲みたくなって開栓
Vintageから言っても早飲みしすぎるんだろうなあと思いつつ
ですので、えらく久しぶりにカラフェを使いました

しばらくはエアレーションの時間稼ぎに風呂に入ってました
 ・・・(余談)マツキヨの生薬入浴剤って漢方のようで暖ったまるんですよ
 ・・・・・・・・代謝が上がって汗して、それから飲むわけです
 ・・・・・・・・これがワインを旨く飲めるコツかなあ

で、開栓して1時間してからの試飲です

いいですねえ (*^o^*)
香り立ちは中庸ですが
紫のフローラルやスパイスなどジュブシャンずばりでしょう
しっとりと鞣革も徐々に出てきています
全体を包み込むような土香があってこれが好きです

タンニンがびっしり舌に乗ってくるのですが違和感はないですね
PNの良さが出てますねえ
酸が寄り添うような感じで弱いのかなあと言う印象ですが
長い余韻を支えているのを感じると、良いバランスのワインだと言えるでしょう

コクが後引きを促します
きっと7~8年くらいでピークを迎えていくようなイメージです
PP92-93ですが
現時点では上り坂で・・・ピークを迎えればピッタリでしょうか

Vintage2005は残り2本ですので
次回は2015年、そして最後は下り坂の黄昏を感じたいので2020あたりでしょうか

そんなことより、アジアカップの優勝を祈って
 ・・・応援、気合入れて ・・・・飲みながら ・・・・\(^_^ )


ベルナール・セルヴォ ジュヴレ・シャンベルタン レ・ゼヴォセル 2005

2010-12-12 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
Bernard SERVEAU GEVREY-CHAMBERTIN LES EVOCELES 2005

F・ジョバールのレ・ティエが7日目と10日目の結果待ちとしましたので
ボトルをそれまでは冷蔵庫へ
じゃあ赤で落ち着いたものをと思ってセルボーに決定

開栓前から05でもまだ早開けだろうなあ
と思いつつ開栓したら見事に当たってしまいました (^^ゞ

開栓即、カラフェなしでの試飲ですが
結論を先に言えば、あと3~4年でしょうか
VT05の葡萄の強さや造り手を考えて開栓せにゃあいかんですね
残りのMOREY・ソルヴェとCM・サンティエ05は当分寝かせましょう

さて、話しをこのワインに戻して
香りは土香もあって好みなのですが
酸が強めでアタックがズッシリきます
果実味は開栓2時間あたりで程よい甘味という程度にでてきて
タンニンは溶け込んできていますが余韻にかけて舌に僅かに残ってきます
総じて、それなりに凝集されて旨いのですが
酸の落ち着きが未だ悪いが故にバランスが崩れていると言うところでしょうか
多分カラフェで解いてやれば美味しく飲める範囲でしょうね

話は変わりますが
セルヴォーのエチケットの上部の狼?猟犬?2匹が樹木の中にいます
これってオリヴィエ・ジュアンのクロ・ソロン05年を初めて飲んだ時に
あれっ!確かセルボーに似ているって思っていたのですが
改めて見てみると全く同じですね・・・
 ・・・左が葡萄樹4本、右が葡萄樹3本で枝分かれ
 ・・・星が3つ、カタツムリが真ん中に1匹、右にタンポポ
ともにモレの造り手ですから
これはモレ村の紋章なのかもしれませんねえ (?_?)



マルク・ロワ ジュブレイ・シャンベルタン クロ・プリウール 2005

2010-11-27 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
Marc ROY GEVREY-CHAMBERIN CLOS PRIEUR


このワインは村名ですがお気に入りの一つ
ジュブレの紫のフローラルがあって
柔らかな土香と鞣革香が混じりあっていいです
味わいも程よい果実味と柔らかいタンニンが相まって美味しいですね

熟成途中であるのは明らかですが
樽が3年目の頃に試飲した時よりも舌に残ってくるのは葡萄の弱さがあるのでしょうか
それにしても中庸的でティボーのプリウール同様に旨い
”CLOS”の記載があるので、村名でも区画が明確な畑なのでしょう

夕食のカキフライでいただきましたが
これがなかなかのもので、牡蠣の風味を消さないでいい塩梅です
やはりピュアなワインでなければ後引くような味わいは出ないですね

あれって思えるワインが続いていたので美味しいワインに飢えていました
ですので、このワインはあと2本しかないのですが開けてしまいました

このワインは飲むたびに思うのですが・・・
最大の欠点は村名にも拘らず税込7700円もすることでしょう



セラファン ジュブレ・シャンベルタン VV 1993

2010-10-16 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHAMBERTIN VV 1999 SERAFIN PERE et FILS


開栓したのはずっと前だったのですが
そういや記録残してなかったなあと思いまして
先日から飲み会が多くて・・・・・お陰でワイン消費量が激減 = 財布に優しい(*^o^*)

でも居酒屋で飲むワインに味覚も少々疲れ気味
まあお酒文化の違いもあるし、仕方ないのは分かっているんだけれども・・・

Vintage1993はそろそろピークに入っているかと思たったのですが
開けてから、しまったなあというのが第一印象
要は、ピークはまだまだで、ピーク手前80%程度の段階でした
タンニンも十分溶け込んできており、酸も柔らかくしっかりしていてイイ
紫のフローラル香や土香、下草・牧草など香りの複雑味もあるのですが弱い
ジュブレのワインは好きなんだけど期待していた分だけ少し拍子抜けかな

このワインはこのイメージでさらに熟成していくんだろうなあと思えます
ごちゃごちゃとブツブツと
 ・・・思いながらもそこそこのタイミングでの開栓でした



ジュヴレ・シャンベルタン 1er コンブ・オー・モワンヌ 2003 フーリエ

2010-07-02 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY CHMBERTIN 1er COMBE AUX MOINES 2003 DOMAINE FOURRIER



温度が低いときには分からなかったが
ジュブシャンであるのは香りからでも分かるかもしれない

Vintage03は過去ログでもいろいろ試してみているように
私の結論は、ヴィンテージチャートとはまるっきり違って、難しいVintageと思っている

 ・・・・・造り手の技量がハッキリ言って、試された年だったように思う

ところで、このワインはないはずのしっかりした酸味が利いている
・・・補酸をしたのだろうか
 ・・・熟成8年では随分凸凹がなくなって
    ・・・1Lあたり1%未満であれば・・
    ・・・たぶん補酸という人工的調整の跡はわからないのだろう

まあ、あのド・モンティーユでさえ補酸を余儀なくされた年であるから
補酸しているとは思量されるが
このワインの香りと味わいから、フーリエのワイン造りの技量は押して知るべしなのだろう

正直言って、Vintageからこのワインにはあまり期待しなかった
そして正確に言えば、バランスは若干バラつきはあって、アルローのリュッショまでは至らないが
それでも手持ち03の中ではベストワインの範疇に入っていると言える


ピュアな果実味に、ミネラル香とでもいうか石灰の香りを漂わせて
余韻にタンニンがしっかり舌の上に乗ってくる様はなかなか

このミネラル感と酸味の助けを借りて、ある程度長命に造られているのかも



ジュヴレ・シャンベルタン テール・ブランシュ 2004 シャルロパン・パリゾ

2010-06-25 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHMBERTIN TERRES BLANCHES 2004 Charlopin PARIZOT




私の好きな造り手の一人”シャルロパン・パリゾ”
値段が別世界のために飲んだことがないアンリ・ジャイエが
申し分のないワインと褒めた造り手

ホンマかいな!?
と思うのだが、一口飲むとその味わいに単純に美味しいと思える
ジャイエが提唱する完熟葡萄をどう使うか
パリゾの造りにジャイエへの道筋が多少なりともあるのかもしれない


村名なのだが、香りに、味わいに、GCや1erなどとの比較する気を起こさせない
わがフランスのワイン会・・・Espace-Vineux・・・正しく、ワイン香の空間
にいるような気分にさせてくれるワイン

2004というオフヴィンテージを感じさせないワイン
敢えて言えば、色調と熟成度合いが通常より早いかなと思える程度
奥行きがGCほどでないと言われればそうかもしれない
言い換えれば畑の格式で勝負するのではなく造り手の技量で勝負する
・・・と言わんばかりである

でもこのワインには畑の格式を十分補う何かがある
・・・・・ずっと飲んでていたい気分になってくるワイン


モレのようでシャンボール的な優しさがありジュブシャンのように思えない
ALC臭が残る分が、恐らくはVintageの悪さを感じさせずに造った影響かもしれない

04に拘らず、ピュアな果実味ももちろんだが
ミネラルの味わいと香りは”TERRES BLANCHES ”という石灰質の土壌を素直に味わえる
そこにテロワールという
人と天候と土・風の香を存分に感じさせてくれる
 ・・・・・というと大げさかも知れないかなぁ (~-~)

二日目も果実味がぎっしりで初日と変わらず全体のバランスが良い
ホントに良いワインは二日目でよく分かるとは言い得て妙

おまけで言えば、相変わらずワイン単体でも楽しめるワイン


ジュヴレ・シャンベルタン・1er・クレピヨ 2002 ジュラール・セガン

2010-06-16 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHAMBERTIN 1er CRAIPILLOT 2002 Gerard SEGUIN



この造り手
昨年11月に、2003の難しいVintageで、手持ちワインで比較試飲した一人

今回はクレピヨではあるが、03のラ・ヴォー・サンジャック同様に良い畑であるので
Vintageも02と良いので、それなりに期待はしてしまうもの


開栓して、一口飲んで最初に頭をよぎったのは”やっぱり”だった
不思議なもので、03のイメージがきっちり記憶にあったわけだ

実は今日は二日目なのである
初日に感じた、思いと味わいに間違いはなかったか、確認しただけのことである



このワインは選果か除梗がきちんとされてなかったのではないだろうか
二日目は隠れてきているが、初日はこのクラスにしては可也の苦味があった
・・・実際は微々たるものなのだが・・・

香りも好みの動物臭混じりの腐葉土が漂い
味わいも温度が上がってからは酸味、出過ぎない甘みも程よく
ここまでは良いワインなのだが、如何せん、雑味と苦みが許容の範囲ではない
2日目に確かに良くはなったが・・・記憶には残るワインではある

8年目の熟成にしては若かったことを付記しておきたい
恐らくピークは4-5年は先だと思われる

このクラスのワインであれば、もっとピュアな味わいを楽しみたいものである
まあこの2Vintageで2つの畑の味わいでこの造り手はもう十分である。


あるがままに醸造なのか ジェラール・セガン03

2009-11-10 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
ジュブレ-シャンベルタン 1er Cru ラヴォー・サンジャック
「Gevrey-Chambertin LAVAUX ST-JACQUES 2003」

Gerard SEGUIN

畑も良いので随分期待していた造り手




私にとって新しい造り手だから

楽しみにしていたのだが・・・・


酸味がまるっきりないという問題以外は

果実味も素晴らしいというか
単純なジュースでは悲しいというか  ・・・ ”葡萄ジュース”

酸味がないがゆえに飽きがすぐにきてしまう







酸味を含めて

ワインは如何にバランスが大切か

ワインに教えてもらったと言えよう