ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

コルディエ プイィ・フュッセ ヴェール・クラ 2005 その3

2011-03-05 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
CORDIER PUILLY-FUSSE VERS CRAS 2005

Vintage2005はこのボトルで3本目
やっと本領が出てきました!

クリストフ・コルディエのお気に入りのクリマ・・・・・”VERS CRAS”
2本目までの残糖感が殆どなくなって
それまでのバランスを崩していた、そうです、余韻に強く出てくる残糖感は無くなりました
それよりも後引く旨さに変化してきています

いやー旨いですねえ (*^o^*)
この香りと味わいに多くのファンができるでしょうね
私の好みで言えば
ギュファンの Tri de Chavigne 2004 (PP91だったか) よりもハッキリ好みだと言えるでしょう

1本目が2009年12月
2本目が2010年12月

そして今回が3本目

柔らかい酸とマンゴーや完熟パイナップルとのハーモニー
果実味と酸味のバランスが取れ、厚みとコクも、少しですが感ずるようになってきて
完熟葡萄の旨さを存分に官能できます

コルディエもそうですが
VT05のワイン達が熟成してきて、少しずつ、少しずつ変化してきて当たってきましたので
EUROCAVEに寝かせているワイン達の開栓が楽しみが増えてきました


コルディエ プイィ・フュイッセ VV 2005

2011-02-17 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUISSE VV 2005 CORDIER


紛らわしいエチケットです
何が? って言うと

今日のワインは同じコルディエのVERS CRAS 2005を開栓しようと思ってました
で、抜栓した時にエチケットの”VIEILLES VIGNES”の文字見て・・・・・ありゃま!
パッと見た目には同じなんです

まあいいっか

アタックの時の印象ではVERS CRASに比べて余韻が短く厚みが若干薄いかな
という程度の違いで、色調も差異はないでしょう
ただ香りに石鹸というかアンバーがありますね

嫌いな香りではありませんが特徴的な香りでしょうか



プイィ・フュイッセ レ・ティエ 2004 エリック・フォレ その2

2011-02-10 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUSSE LES TILLERS 2004 Eric FOREST

フォレのワインって
飲んでて実直性というか真面目さというか
気に入ったら飲んでくれ!
と言うような職人が造ったワインというイメージが広がります

いいですねえ\(^_^ )
旨いですねえ (*^o^*)

昨年7月に飲んで以来で、このボトルで最後
完熟葡萄を使っていると思うのですが
残糖感がなくて余韻が綺麗なタイプのワインです

決して余韻が長いわけではないのですが、美味しいですね


ギヨ・ブルー マコン・クリュジーユ レ・ジュヌヴリエール 2009

2011-02-06 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
MACON-CRUZILLE LES GENIEVRIERES 2009 Guilot BROUX


初めて味わったマコンの造り手
勿論、名前は知っていましたがなかなか機会がありませんでした

今回、ワイン会”Espace-Vineux”の大先輩から
ワイン情報として、お勧めの4点の内の1点として
「Bourgogne Aujourdhui」でVintage2008は18.5/20で2000円と連絡がありました
で、2008ではなく、時たま2009を見つけたので
Vintageから言えば08より09と思い、某ショップの在庫限りの2本を購入したもの

「ブルゴーニュ・オージュルデュイ」とは今日のブルゴーニュという意味で
ワインや葡萄の出来栄えなど最新の情報を掲載しているFRのワイン雑誌
日本では海外雑誌として郵便で取り寄せで読むことができます

何年か前に私にも定期購読しないかと勧めてもらいましたが・・・
ウーン このワインなどQUALITE-PRIXなワインなど
・・・先取り情報誌として取ろうかなあ、また仏語を忘れないためにも

実はこのワイン、今日到着したばかりですので休まさないといけないのですが
開けちゃいました!
やはりピチピチの若いワインは
ショップからの長旅の疲れを感じさせず体力ありますね・・・・・言い訳っぽいなあ (^^ゞ

味わいは
アタックも刺激的ではなくしっかりミネラル感があって
若飲みでも酸が角張ったところもなく綺麗な余韻を形成してますね
色合いから樽が20%以上入っているのでしょうが、多分古樽か
完熟っぽいパイナップルやマンゴーなど
果実味もしっかりしてなかなかのもので好いですねえ
トロミも2時間程度で出てきましたので、熟成させればいい塩梅でしょう

まあ香が
複雑味が弱く、乾いた鞣革香はあるのですが
できれば土香や下草、腐葉土あたりが出てくれば文句無いですね

まあここ最近での白のQUALITE-PRIXの一番手でした (*^o^*)


コルディエ プイィ・フュッセ ヴェール・クラ 2005

2010-12-31 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
CORDIER PUILLY-FUSSE VERS CRAS 2005

安心して飲めるワイン
そして造り手のクリストフの好みでもあるワイン

開栓当初はフルーツ香が弱く鞣革香が乾いてあるのですが
半時で様変わりしてくる
残糖感もなくなってバランスが良くなってきています
いいですねえ (*^o^*)

ごちゃごちゃ言わなくっても
美味しいワインであれば楽しんで飲みたいものですねえ
レコ大のTBSを見ながらすき焼きでいただいたのですが

先ずは
半ボトル残してあったフェルナンデスのデエーサ
渋みが溶け込んではないのですが・・・
3日目に予想通り美味しくなって濃い味がすき焼きに妙に合いました

あっという間になくなったので
複数本数で余裕のあるコルディエを冷蔵庫空間のためにも開栓

コルディエは前回が09年12月でしたから1年ぶりです
その時には3年程度寝かせて熟成8年辺りからと思っていたのですが
まあピークに向かっているワインを楽しむのも一興ですね

 

では昨日につづいて皆様良いお年を!\(^_^ )

ギュファン・エナン マコン・ピエールクロ トリ・ド・シャヴィーニュ 2004

2010-11-08 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
MACON PIERRECLOS Tri de Chavigne 2004 Guffens HEYNEN


このワインでギュファンの手持ち在庫の最後です
下位キュベのピエール・クロ04を3年前にいただいた時に
飲み頃は6-7年と決めていました

今日は休肝日明けで
   ・・・・ウーン旨いワインが飲みたいなあと思って
   それで・・・・・やっぱり白でいこうかと思って開栓しました

予想通りVintage2004はピーク
ミネラル感のある酸味と果実味が溶け合って
完熟パイナップルの香りや甘酸っぱい味わいが
トロミと一緒に舌にのってきて、余韻が気持ちいいですね

そしてこのワインはワイン単独でも美味しい 


Vintageの割に、セラー内で横にしてた割に、染み込みが全くないコルク 

プイィ・フュイッセ レ・ティエ 2004 エリック・フォレ 

2010-07-31 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUSSE LES TILLERS 2004 Eric FOREST



ギュファンスがマコンで修行したDOMAINE
それだけでも期待感が膨らむものだ

トップノーズに蜂蜜交じりの水飴香に心地よさを覚える
写真ほどでないにしろ、綺麗な金色の入った飴色が印象的
これだけの色調はコルディエのヴェール・クラ以来だ

Vintage2004から
早めの熟成・・・・・であろうから、の味わいから、熟成ピークに入ってきている
恐らく後4~5年程度はこの熟成感は楽しめるのではと思う

トップキュベではないが、良く分からないが、これで真ん中くらいなのだろうか?

二日目も変わるどころかトロミも増して、より素晴らしいワインに仕上がっている
これだけのワインが送料込み3千円で買えること自体良いことだと思う
価格的に普段飲みなのだが、正直言って普段飲みにはもったいない

FR語で見つけた取扱業者のWEBによるとRPで87という・・・
青みの渋柿状態では、将来の熟したものは到底わからない
 ・・・つまり、熟してからでないと所詮というか結局分からない

 ・・・・・・ということが、このワインで如何にそうなのか分かるワイン

まあ、廉価版としては、シャルドネの完熟葡萄の熟成した美味しさを知るのにうってつけのワイン



プイィ・フュイッセ キュベ クロード・ドゥノジャン レ・クラ 2006

2010-06-21 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUSSE VV LES CRAS CUVEE CLAUDE DENOGENT 2006




このワインは樹齢は不明だがVVのレ・クラ
ドゥノジャンの最上級キュベのようである

味わいは、過熟果とでもいうのか、残糖感が強い
酸味、甘味、ALC、余韻、一つ一つはそこそこ味わいがあるのだが・・・
何故だか杯が進まない

人によっては美味しいと思う人もいるかも知れないが
果実の甘味ではなく
補糖したような甘味に感ずる・・・06の天候は04ほど悪くなかったのでは?

そんな印象があるから良いイメージで飲めないし
杯が進まないのはバランスが悪いからだろうし

たしかリサ・オリベッティとか言う知らない評価者が凄い点数をつけてたと記憶している
飲んでみて、これこそ他人の評価が参考にならない見本かもしれない

彼ら評価者は、ものすごく若くて、バランスの悪いときに
将来を見越して点数を付けるのだろうなあ・・・きっと (◎_×)
だからこそ外しても仕方ないとも言えるのだが
・・・故に勝手な点数を付ける事も可能といえるわけかな?

このワインを買ったのは飲み会用に
予算の範囲で買うにはプイィで初物で面白いと思って買ったもの

バーゲンで、それでも4000円強だったか
まあ好みではなかったと言う点で失敗買いだった


コントラフォン マコン クロ・ド・ラ・クロシェット 2007

2010-02-18 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
マコン クロ・ド・ラ・クロシェット 2007
MACON-CHARDONNAY CLOS DE LA CROCHETTE



Vintage2007は昨年11月5日に飲んだのが

今回はいやに酸味が強く感じられる
体調が悪いのか、ボトルコンディションが悪いのか分からない
ただ苦みや雑味がないのが救い



4日目も酸味の強さは残るものの美味しく飲めました
この強さならあと数年は寝かさなければいかんのですね



06に関しては
ヴィンテージチャートが出る前から造り手によっては05より良いではと思ったものですが
このボトルだけを見ていると
他の07も含めて06に比べて良いと思ったワインがなく
やはり07は難しかったのかなと思うしかないようだ

プイィ・フュッセ ヴェール・クラ 2005 コルディエ ・・・ 完熟リンゴを凌駕する

2009-12-08 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUISSE VERS CRAS 2005  DOMAINE CORDIER


クリストフ・コルディエが最も好きだという"VERS CRAS"



色調の金色に琥珀を感じさせるワイン

香に完熟リンゴを中心とする味わい

軽く鞣革、牧草や白花のフローラルなど、昏々と湧きいずるワイン香



専門誌『ブルゴーニュ・オージュルデュイ』でブルゴーニュNo.1ヴィニュロンに選ばれ

その名は広く知られるようになった

私の手持ちのクラスマン2002~2003では星一つ



Vintageからいつものように飲む前30分~1時間程度はカラフェで空気に触れさせる

現時点ではグラスからの香りはきちっとあるのだが
色調や時折僅かに香る動物臭から

たぶん閉じていると言って良いのではないかと思う


このワインは美味しいのだが、
甘みが完熟葡萄という意味合いではなく余韻に残糖感を感じる分だけ

現時点ではバランスが若干崩れている

Vintageから、香から、味わいの3面から見て熟成途中と見るべきだろう


このワインが熟成して本当に開いたら

”至福の時を感じる”ことが出来るのではないだろうか




収量が少ないが故に

年間で1500本程度の出荷しかできない造り手のこだわりのワイン




クリストフの代で畑ごとにキュベができたというが
テロワールに対してより忠実に表現したかったのだろうか

液温は測ってみると16℃
シャルドネにしてはちょっと高めだが・・・私には丁度いい

低めにする必要は感じない


白ワインでは南ローヌのモンラッシェと呼ばれる Beaucastel Blanc VV と
セパージュが違うが飲み比べたいワイン
・・・恐らくVintageによっては好みが分かれるだろう


あと4~5年程度寝かせてコクやバランスの最良を求めたいが

05でこの味わいは飲んでいて楽しく幸福感があって嬉しいが故に
熟成を楽しみにしたいのだが ・・・・・ 待っていられないかも

ボジョレー 09ヌーボーと07クリュの比較

2009-11-22 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
マルセル・ラピエール


ボジョレの第一人者と称される一人

ずっと以前から彼の苦労話や成功秘話は宣伝文句にもなっているし
アニメか何かでも紹介があったりして知ってはいたものの
買ってまでガメイを飲もうとは思うこともありませんでした


今回は丁度半額以下の1500円弱で

ラピエールのシルーブル(Chiroubles)とシェナ(Chénas)を購入



ボジョレーと一言で言っても
クリュ、ヴィラージュ、ヌーボーの3分類され、しかもヴィラージュ物にもヌーボーがある



さて今年の”50年に一度”のヌーボーと
クリュ・ボジョレとの面白い比較ができました

<比較>

ヌーボー:シルーブル:

今年のヌーボー
色眼にも濃さがしっかりあって
見た目ではヌーボーはピノと勘違いするでしょう


味わいにも
ヌーボーにはフルーティさに軍配
シルーブルには余韻の良さとミネラル感で軍配

今年はこのくらいで・・・お開きにしましょう

本当か 50年に一度の出来映えボジョレー・ヌーボー2009

2009-11-21 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
今年のボジョレーは50年に一度の出来映えだとか

帰宅してみると

なんとテーブルの上にTVでみたペットボトルのボジョレーが

家内がTストアであれこれ試飲して買ってきたそうな
本人は悦に入って・・・「どう?」って



基本的に飲まないガメイ
でも確かに何年も前に飲んだことあるのですが・・・
セパージュを抜きにして夕食に結構に合いました

Vintage2009のフランスワインは期待できるかも



綺麗な赤紫でヌーボーらしいピンクが弱い

美味しいワインの色調はピノ系の赤紫系なのかもしれない

03シリーズ第6弾 ボングラン

2009-11-15 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
Macon-Villages 2003 BONGRAN
CUVEE TRADITION


2本購入して
最初の1本目は酸味が強くバランスの悪いワイン
PP91-93という宣伝文句にまたかと閉口

それから半年後
セラーに空きスペースが必要になり
どうでもいいと思ったものから整理したのが2本目


ところが・・・

知人から突然化けるよとは聞いていたのですが
まさか半年で豹変するとは私もびっくり
ボトル差もあったのでしょうが楽しめる域に


ただボトル半分手前くらい飲んだ頃に
飽きがきてグラスが止まるのはなぜ






それは

甘みがだんだんしつこくなり

同時に酸味に不自然さ・・・補酸か?・・・を若干感じ

バランスも崩れているように感じはじめ

多分、調整しているという不自然さを無意識で感じたのでしょうか


普段飲みの優等生コントラフォン

2009-11-05 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
マコン・シャルドネ クロ・ド・ラ・クロシェット 2007
「Clos de la Crochette Les Heritiers du Comte LAFON」



このワイン
Vintage2003を飲んだのが最初だった



当時の印象は軽装のコントラフォン

という印象で
03にしてはしっかりと酸味もあり

強くはないがグラスを変えればほどほどに香る
普段飲みにするにはもったいないけれど


疲れた時に ・・・ ”ちょうどいいい”



そんなイメージがあった



相変わらず Qualite-Prix の優等生

でも何本もStockする気にならないのは
なぜだろうか



生姜ベースの唐揚げに良くマッチして
無難にこなしてくれる



樽使いは香りからも古樽がメインか

シャルドネの風味を消さないように
若飲みできるようにしていうのだろう


時にこういうワインを飲みたくなるものだ


当たり障りのない
自分とは正反対の優等生

今晩は気軽にワインを楽しむとしよう