まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ドクダミ咲いて夏となる

2020年05月29日 | 日記
公園の陸橋下の木陰に
ドクダミの花が一面に咲いていました。
この花を見ると、ああ、鬱陶しい梅雨がくるなあ・・・
いよいよ夏だなあ・・・と思ってしまいます。
汗ばんだマスクなど放り出したくなってしまいますねえ。



ドクダミはつねに「日陰者」です。
ジメジメした暗がりやトイレの脇などの不浄な場所に
これでもかというぐらい繁茂しています。
島根県のわが実家でも庭にドクダミが咲いていましたが
家族は「便所草」などと呼んでいました。
もちろんまだ戸外にトイレがあった大昔のことですが・・・
ドクダミという名前の響きのせいか
どうも「嫌われ者」「厄介者」というイメージが強いですねえ。
ドクが毒を連想させるのでしょうかねえ。



でも、白くて可愛らしい花です。
むしろ「清浄」というイメージが強い花でしょうか。
いわれなき差別や偏見に耐えながら健気に咲いています。
毒があるというのはまったくの誤解で
ドクダミの葉っぱを煎じたお茶は「ドクダミ茶」とか言って
健康志向の人に大変重宝がられています。
最近はネットでの誹謗中傷や個人攻撃が凄まじいようで
それを苦にした若者が不幸にも自殺したり
医療従事者が窮地に追い込まれたりすることが多いとか。
コロナの閉塞感からか「自粛警察」なんてイヤな言葉が流行ったりと
際限のない状態に本当に心が痛みますねえ。
どうも世の中全体が「人を責める」モードに入っていますが
ネットでの「政権批判」と思い込みの「誹謗中傷」は
まったく別物なんですよ!