立夏のマスク

夏が立つと書いて「立夏」である。
ご存じ二十四節気の一つで
この日を境に急に夏めいて汗ばむような陽気が続く。
立春、立秋、立冬もそれぞれ趣があるが
夏生まれのせいか私はこの立夏の頃が大好きである。

非常事態宣言継続中ながら
連休が終わって今日から活動開始の人も多いと思う。
こんなゴールデンウィークは初めてだ・・・
なんてボヤキとも嘆きともつかぬ声が聞こえてきそうだが
連休中もずっと仕事だった私は
地下鉄も山手線もガラガラに空いていて実に快適だった。
ただ、相変らずのマスク装着に加えて
最近は感染防止ため薄手の手袋に携帯消毒液も持参と
完全防備の格好はまことに不自由である。
とくに人一倍汗かきの私はマスクだけは難儀である。
この陽気ではマスクの下がどうしても汗ばむし
メガネが曇って目の前が真っ白。
視界不良のためホームの真ん中で立ちすくむこともある。
立夏の候は嬉しいが唯一の難点だろうか。
手持ちのマスクの数も残り少なくなってちょっと不安である。
これからの季節は大変だなあと思いつつ・・・
今日もマスク姿で仕事である。