Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

クリスマスライブ

2008-10-17 23:21:32 | 音楽療法
久しぶりに仕事(音楽療法)の話題。

私は介護老人保健施設(医療+福祉の高齢者施設)で、リハビリテーション科の音楽療法士として常勤勤務している。施設では、年間の大きな行事に音楽療法士がかかわるが、そのひとつに敬老会がある。今年も敬老の日にあわせて会を催したが、担当の行事委員A君と打ち合わせを進めるうちに「先生、僕は専門学校で音楽を勉強したんです」。コンピュータによる作曲、編曲アレンジが専門とのこと。私は「万歳、ヤッター!」の気分。パソコンに音楽ソフトを入れているが、目的は、手書きではなく清書楽譜がほしいことだけで、その他機能が色々あるがチンプンカンプンだった。「先生、これすごいソフトだよ」と言われ、その後彼に手取り足取り教えてもらうことになった。A君の卒業制作の曲は、私がさらにアレンジして使っている。

話しているうちに、介護・看護スタッフに楽器好きがいることがわかってきた。「皆で何かやらない?」と持ちかけたのは私、「音楽療法の先生がね・・・」とその日のうちに各フロアに話が回り、バンドメンバーリストがでてきた。サックス(私にあらず。未だに初心者の私は恥ずかしくて言えない)、トランペット、パーカッション、ボーカル、ギター、キーボード、三味線、お琴、、カンテレ(さりげなく私も)、合唱、何でも(すごい!)、前座(楽器はできないから前座で120%盛り上げます候補)、落語(音楽?)・・・合わせて12人ほど。

事務長とも相談し、<音楽療法主催・クリスマスライブ>としてデビューすることになり、日程も決まった。私が候補曲を探し、A君とアレンジ。超多忙の12月だが、またまた面白そうなことが増えてワクワクしている。「先生って何でもありなの?」「そうよ、キーワード音楽なら何でもやっちゃう」に「音楽療法の先生って年齢不詳のパワーだよね」と不思議がられながら、旗振りしている。とにかくスタッフに楽しんでほしい、これも施設の音楽療法士の大きな仕事だと確信している。音楽を通してのスタッフとのコミュニケーション拡大は、仕事の発展にもつながる。今まで知らなかったスタッフの一面をみることで、お互いの関係がより深まる。そして何よりご利用者様に対する音楽度理解が深まるから、日常のお世話にも音楽が取り入れられるケースもしばしば。私はそれを期待したい。



フィンランドの郵便局で

クリスマスはまだまだ? 私の周りは、<♪赤鼻のトナカイ>の世界が始まっている。今年のクリスマスは、彼らの心意気と新たなモチベーションで面白いことになりそうな予感が・・・。