Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

美術に音楽に…

2008-10-05 05:34:34 | フィンランド
どこもかしこもお色直し中のヘルシンキ。白樺は黄色いドレスにおめしかえ、赤(紅)色はなかなかみつからない。



午前中は昨日のA子さんたちの希望で、<テンペリアウキオキルッコ・岩の教会>へ。フィンランドは岩盤が多い。氷河時代の名残で、特に最南端のヘルシンキは街のいたるところでゴツイ岩を見かける。この教会も岩盤を利用してできた建物で、岩を下に掘って、壁はむき出しの岩肌。


テンペリアウキオキルッコ
観光コースには必ず入っているので、見学の人でいっぱい。


午後からカンテレ奏者エバ・アルクラのお母さんと、アテネウム美術館で、<ミカ・ヴァルタリ展>をみる。第二次世界大戦前から活躍したフィンランドを代表する芸術家のひとりで、小説から絵画、子ども漫画、映画監督、後進指導…とマルチに活躍した人。彼をとりまく仲間たちや影響を受けた芸術家たちの紹介もあり、特に日本人写真家6人が大きく取り上げられていた。戦前から昭和30年代の原爆や生活をテーマにしたモノクロ写真が展示されていたが、フィンランドでは初めてということで、とてもこんでいた。

いつも時間が足りないほどの美術館。別の部屋では<広重と北斎>を開催中。閉館前15分で走り、日本人の私もこんなにたくさんの浮世絵は初めてみた。改めて来ることにした。


おやつは、ラップランドにしか生育しない黄金色のベリー・ラッカのケーキ

軽食をとり、コンサートへ、エバもカンテレで出演した。バリトンの歌をメインにした、<心地よい風>がテーマの10曲あまり。タイトルどおり、癒し系音楽だった。そしてエバの運転で2時間、今夜はタンベレのエバご両親宅に泊まる。


窓からの黄葉