今回の石巻、ラストの訪問先は、今年3月にも訪問させていただき、卒業を控えていた6年生の皆さんにお話しさせていただいた小学校でした。
6年生の皆さんからいただいたお便り
その小学校のお名前は、これまで紹介しておりませんでしたが、今回お名前を出してもいいと
許可をいただきました
石巻市立大川小学校さんへ、行かせていただきました。
このご縁は、昨年11月に、震災後初めて石巻に来て、東北の皆様に須永博士のカレンダーをお届けしたいと東京ギャラリーの安藤と一緒に来た時、最後の訪問先が大川小学校さんでした。
昨年11月18日、1日で石巻市の南浜、門脇、女川町~雄勝を通り、大川小学校さんがあった場所へ行かせて頂きました。
言葉にはできません。
今も、犠牲になられた方々を思うと、ご家族を思うと、ただただ涙がこぼれてしまいます。
その中で、今、大川小学校の子供たちは、校長先生を中心に、元気いっぱい、笑顔いっぱいでがんばっています。
先生も、「全国からたくさんのご支援をいただき、私たちにお返しできることは、“子供たち、みんな元気です!!”と、伝えることです。」とおっしゃっていました。
先日行われた運動会も、みんな一生懸命にがんばったんですよと教えて下さいました。
前回は、6年生の皆さんだけでしたが、今回は全校児童全員にお話をさせていただきました。
旅のお話し、須永博士がひとりぼっちだった人生から、好きなことを続けて、詩を書いて旅をしていること、今こうしてみんなに会えたこと・・・
その中から、大川小学校のみんなに言いたいことは、
「大川小学校のみんなは、すてきなひとになります。
やれない・・・ではなく、やれる!!ぜったいやる!!という気持ちで生きていってください。
22人のみんな、だれにもまけない
げんきで生きていってください。」
と言葉を贈りました。
大川小学校さんの今年のスローガン
「みんな なかよく 全力投球
勇気・元気・やる気
チーム大川」
素敵ですね!!
この団結で、みなさん元気いっぱい!仲良く日々を積み重ねていってほしいです。
昨年11月の出逢いから、何度も何度も教頭先生とお話をさせてもらう中で、私は最初の出逢いから、「この先生が大川小学校の教頭先生でいてくださるということは、本当に選ばれてきたんだろうなぁ。」と思っていました。教頭先生は、謙虚な方で、そんなことは無いとおっしゃっていますが、私は、適任で、本当に素晴らしいと思います。
昨年1年間は、本当に本当に大変な1年間だったと思います。これからも。でも、でも、これからはもっともっと子供たちが元気に、普通の姿になるようにと他の先生方も全員、学校を良くするために、子供たちを守るために、成長させてゆくために、“全力投球!”の日々だと思います。
講演をした、音楽室に児童の皆さんが入ってきたとき、と~~っっても元気な声で「こんにちは!!」と皆さんが挨拶してくださいました。
1年生から6年生まで、みんなで一致団結
すてきな皆さんでした。
その子供さんたちを支える先生方、そして大川の保護者さんたち、地域の方々、今も捜索を続けている方々、ご遺族の方々もみんなでこれからも乗り越えて、前へ前へと、ゆっくりとでもいいから歩んでいく道のり・・・
外部の私がここでこうして書かせていただく立場ではありませんが、これを読んでくださった方々が、ひとりでも「大川小学校のみなさん、がんばっているんだ。」と思ってくださったらありがたいです。
そうじゃない部分も、こう書いていて、「違う!」という部分もあるかもしれません。
思いも、願いも、状況も、心も、みんな違う現実を、一言では表せませんが、それでも、みなさんがんばっています。
書かせていただいて、本当にありがとうございました。
校長先生、教頭先生、大川小学校の皆様、またご連絡させていただきます
支援のかたち・・・今思うことで、前回に石巻へ行った時の私の気持ちを書かせていただきました。