須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

沖縄慰霊の日

2008年06月23日 | 小国の風景・情報・つぶやき
今日は沖縄は63回目の「慰霊の日」ですね。

恥ずかしい事ですが、この日の事を私がはっきりと覚えたのは二年前の事です。

沖縄本島での陸上戦が事実上終結した日…

今、いろいろな事件は起きるものの世界の各国に比べたら平和な日本で暮らしていられるけれど、過去には犠牲になった多くの命があることを忘れてはいけないですね。
ニュースで、戦争体験者の方が話していました。「戦争の話をするのはつらい。思い出すのもつらい。でも伝えていかなければ。戦争は悲惨だと。」

久しぶりに晴れた小国から、空に向かって、手を合わせます。
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2 コメント

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思いやりをつないで。 (北谷長老)
2008-06-29 11:41:16

 遠い熊本からしょうこさんの思いやりを感じています。沖縄戦の学びは私たちも同様です。平和集会では、対馬丸生き残りの喜屋武さんの貴重なお話をきいて全児童で平和の群読をしました。目に見えない平和だからこそです。
 近くの自治会ではマイクロバスを使って年に一回戦争でなくした兄弟たちの大好きなものを手にしながら、平和の礎(糸満市)に向かいます。
 糸満市にいけなかった従兄弟達は仏壇の前に集まって会えなかったおじさんたちへお菓子を添えてお祈りしました。久しぶりに町田さんの仏壇に手をあわせると平和の尊さを思わずにはいられません。
 熊本でしょうこさんのみている空と私の住む沖縄の空はつながっていて平和を想う気持ちがつながっていく・・・・。感じることの大切さ、思いやりをありがとう。
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平和 (しょうこ)
2008-06-29 16:41:25
お久しぶりです!
息子の小学校で毎年行っている童話発表会で、子供たちが自分で選んだ本を暗記して発表します。
2年生のときは「ぶながやの見た夢」という本で、今年は「いただきます」という本を息子は毎日読んでいます。
2冊とも、北谷長老さんからいただいた、沖縄のお話の本です。
また今年も息子は本から戦争の事、平和の大切さを学んでいます。
私も息子が読むのを聞きながら、今こうして自由に生きていられることのありがたさを感じています。
「いただきます」
という絵本は、読谷村に暮らすおじいちゃん、おばあちゃん達から聞いた戦争体験の話をもとにして生まれたそうです。

1941年12月に始まった日本対アメリカの戦争。
この戦争の最後の決戦となったのが沖縄でした。
多くの命が失われ、爆撃をまぬがれた住民達の中で栄養失調で亡くなられた人も多かったそうです。
その理由として、日本軍は沖縄県庁と協議して主戦場になると予想された地域から、高齢者や小学生以下の子供達、その世話をする女性達約10万人をヤンバルの山間部へ疎開させることにしたそうです。
始めは疎開に消極的だった人たちも戦火に追われ続々とヤンバルへ向かいました。
激しい戦闘を経て1945年6月23日を迎えました。
疎開した人々はその後も2ヶ月から半年もの間、山中をさまよい飢えや過労の中で犠牲者が続出したそうです。

そんな悲惨な経験談から生まれたこの本ですが、こういう出来事があった事を知ることが、これからの子供たちには必要だと、私は思います。

このおはなしは、
お菓子屋さんの娘「よしちゃん」が、お父さんは戦争へ行き、お母さんと自分と赤ちゃんで山の中へ逃げていく様子、戦争の恐怖と食べる物がなくなっていき、葉っぱや木の実、カエルやカタツムリで命をつないでいく様子が描かれています。どれも本当にあったお話です。

そんなこともあったんだ・・・
と、知ることはできても、そのときの本当に悲惨さはどんなに想像しても図りきれません。
そして、今も愛する家族やきょうだい、我が子を戦争でなくした人々の悲しみはずっと続いているんですから・・。
北谷長老さんの教えてくださるお話や、こういう本から私達もたくさんの事を知ることができています。
また、聞かせてくださいね。
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