須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

昨日

2009年12月07日 | Ring 斉藤広将
斉藤広将「Ring」応援サイト

昨日更新しました↑

昨日12月6日は、「Ring」が発行されてからちょうど1年。

昨年5月の、須永博士と斉藤さんのご家族との出逢いから生まれた1冊です。

私達にとっても、とてもとても大きな出逢いでした。

斉藤広将君が書き綴ってきた、温かく優しく、そして純粋な言葉達が、ふと疲れたときや、やるぞ!という力が欲しいときに開くと、その時その時に必要な言葉が見つかって、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。

仕事場に、広将君の写真がいつもあるので、ふと目が合うと、まっすぐな瞳に、ドキッとさせられます。

「ちゃんと生きるよ。」

と、背中がしゃきっとします


昨日は、熊本のパレアホールで、市民公開講座『ハートtoハート 九州』~助かる命を助けられる国に~が開かれ、想いを向けながら、須永博士美術館でお客様をお迎えしていました。

夜、9時前に「ちょっと見させてね。」とテレビのチャンネルを回すと、今日の様子がニュースで放送されていました

宮原敬助さんが話しているところも見れました!

夕食中は、子供達にテレビは独占されていたので、なぜこの瞬間にテレビのリモコンを握ったのかな

いまじゃなかったら、きっと見れなかったものが見れました。

きっと、広将君が教えてくれたんだろうな。

敬助さんが話していたこと、テレビでは数秒でしたが、それだけで、今生きていられること、命があることのありがたさを感じました。

「今もこれからもドナーと一緒です。

彼のおかげで今こうしてこの場にいます。

彼の分まで絶対に生きていく。そう思っています。」

と涙をこらえながら話す姿を見て、涙があふれてしまいました。

日本で移植が普通に受けられるように尽くしてゆきたいと語ったそうです。

たまたま、録画もできたので、子供達とも何度もそのニュースを見ました。

「臓器移植」
という言葉も知らない子供達。このきっかけで、当たり前に生きていられるありがたさや、当たり前に生きていられない人が世界にたくさんいることも少し覚える事ができました。

昨日は、斉藤広将くんの21回目のお誕生日でした。

息子と話しました。
もっともっと生きたかったよね。
生きていたら、大人になって、いろんな事ができたよね。
生きたくても生きられない人がいるんだよ。
お父さんお母さんも、自分の子供が先に天国に行ってしまうなんて、耐えられないよ。

だから、生きている今、一生懸命がんばろうね!

と。

すると息子は、

「広将くん、おじいちゃんになって日向ぼっこしたかっただろうな(*^_^*)」

と。

斉藤さんご家族が昨年、本の制作のために何度も小国へも来てくださり、わたしの子供達も、斉藤さんご夫婦の温かさが大好きで、広将くんのこともしっかり理解しています。

そんな息子のつぶやきに、びっくりしました。

広将くんは、これからもたくさんのことを教えてくれるんだろうな。
きっと、わたしたちがおじいちゃんおばあちゃんになるまで、ずっと………☆☆
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の湧蓋山 | トップ | 気温3度でも・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Ring 斉藤広将」カテゴリの最新記事