須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

私の息子へ書いた詩

2020年06月27日 | スタッフより

須永博士美術館は6月1日より館内見学も再開しております。

が・・・平日はゆっくりした日が続いており、作品の整理などもしています。

その中に、2011年に私の息子に書いてくれた詩がありました。

2011年9月3日。 1999年生まれの息子が12歳、6年生の時です。性格は優しくおとなしいほうで、勉強も苦手、好きなこと(漫画を読んだり、ゲームをすること、寝ること)はするけれど、家出の勉強や、運動もあまり得意ではなくて将来の夢も何もないころだったなぁ・・・

わたしも、初めての子供で、子育てにも悩むこともいっぱいありました。

そんなころに須永博士が書いてくれた詩です。

 




「けんたへ

人間はなぜこの世に生きているのか

なぜ この世を生きてゆくのかは

この世に生きて

自分の好きな道をみつけて

夢をみつけて

友をみつけて

愛をみつけて

幸せになってゆくことです

そのためには勉強をして

身体をきたえて

生きることを学んで

そして世の中に出たとき

どんなことにも我慢して

努力して挑戦して

やりとげてゆく

自分をつくっておくことです

それがなければ

厳しい大変な世の中は

生きてゆけません

ゆっくりでいいのです

一歩一歩でいいのです

ひとつひとつでいいのです

いま自分のやれることを

その時 そのとき

一生懸命 明るく楽しく

元気にやってゆくことです

けんたへ

生きることはすばらいいことが

たくさんあります

それを自分の力でつかんでいってください

すてきなたのしい人生をつくっていってください

あなたならやれます

つくれます」

小学校のころ、何になりたい、どんな仕事をしたいという夢、目標がなかった息子ですが、中学に入り陸上部へ。でも足は遅く、練習は一生懸命していましたがけがをしてしまい、1年間でやめてしまいました。

それから1年くらいして、息子に、「何をしている時が好き?楽しいと思う?」と聞いたら、

「部活をしている友達が 疲れたぁと言った時に、身体をもんであげて、その時に気持ちいい、ありがとう と喜んでくれる時」と言いました。

そうかぁ、いいね!そういうお仕事もあるよ!と、整体師の話をしました。

実は、私も子供のころからけがが多く、接骨院、整骨院、病院のリハビリに何度もお世話になってきていましたので、それで助けてもらい、一度「整体師の勉強をしてみたいなぁ。」なんて思ったこともあり、どういう資格が必要か・・・とか調べていたこともありました。

息子に話してみると、「それいい!!」と

それからは、整体師になるため、国家資格である「柔道整復師」の資格を取るためには・・・と、目標が定まり、高校入学するときにも、もう進路は「柔道整復師の資格を取るための勉強ができる学校」に絞られていました。

そして高校卒業し、3年間の専門学校に通い、今年の春に試験がありなんとか合格!

無事に、整体師のタマゴとして就職し、働いています。

小、中学ではなかなか勉強もうまくいかず、生きることにも悩んだりしていた息子ですが、息子を見ていて思ったのが、

「自分の好きなこと」をみつけることが出来たこと、それはつらい経験もあったけれど、だからこそみつけられたものでもあり、それをみつけてからは一直線!!本当に、よくがんばって勉強したなぁと。

資格を取れたのは、そのスタートラインに立ったということで、ここからが本当の勉強が始まっていることを実感し、精進しているようです。

 

須永博士も、息子のように、未来ある子供たちに夢を持てるような詩をもっともっと書きたいと思っています。

今は、直接会って詩を書くことが出来ませんが、お手紙やファックスなどで送っていただき、その人のために詩を書くことは可能です。

大きさや、ご予算に応じてお書きいたします。(11,000円~)

須永博士美術館までお問い合わせください。


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