須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

普天間第二小学校さんへ

2018年11月09日 | スタッフより
おはようございます!

昨日は午前中から普天間第二小学校さんにおじゃまして、午後の講演準備をしました。

学校に到着し、まずは校内見学をさせてもらいました。




普天間第二小学校は、普天間小学校の分校として今から50年前に創立されました。

50年前・・・
戦後、沖縄返還の3年前です。普天間基地の、飛行場とはフェンスのみで境があり、フェンスの向こうはもうアメリカ。

学校の屋上から、その様子がすぐ目の前に見ることができ、須永博士も衝撃的でした。
こんなにも近くに・・・











昨年12月13日の、米軍ヘリコプターの窓枠が体育の授業中であった校庭に落下した事故のニュースを見た方も多いでしょう。

ニュースでは、ほんの一部分しか報道を見ていませんが、間近に普天間飛行場があり、真上を戦闘機やオスプレイ、大きな米軍機が何度も何度も一日中、朝から遅くまで飛び回る日常の中で暮らしていることの、沖縄以外の日本ではありえない光景を目の当たりにしました。

ですが、目を別の方向に向けると・・・
青い海、青い空、心地よい風と暖かな陽射しがある、美しい沖縄があります。


ちょうど修学旅行前で、6年生はその中でのダンスの練習をしていたり、

体育館では跳び箱を一生懸命していたり、

教室と廊下の境のない沖縄ならではの勉強風景があったり、

子供たちの元気に走り回る姿、笑顔は、日本のどの地域の子供たちと同じです。

校内見学をさせてもらった須永博士は、いよいよ体育館を作品でいっぱいにするための準備開始!



4〜6年生300人にお話しをするとのことで、講演タイトルを書きながら想いを高めていきました。







普段はステージに立ち、体育館フロアに皆さんが座る形ですが・・・

今回初めての試み、

子供たちを舞台側からひな壇を作ってすわってもらい、

フロアに須永博士が立つというスタイルを、教頭先生が考えられて、その形を作りました。







午後1時45分、いよいよ講演スタート!

「詩人」という人生を歩む人を見ることも初めての子供たち・・・
何が始まるのかな?どんな人なのかな?

きっと、いろんな想像をされていたでしょうね。

登場は、講演直前にみんなのために書いた大きな書を持って・・・



300人の瞳が須永博士に集まります。







目線が同じ高さで、距離も近く、フロアを歩き回りながらのお話しは、見ていてもとても伝わって良かったです!

須永博士が生きてきた道、何も出来ない、何もやらない自分だった人間がたったひとつ見つけた自分の生き方を、

普段よりもゆっくりと、子供たちと目線を合わせながら語りました。

時間はあっという間に過ぎ、終盤、
登場の時に書いた詩を読み上げました。

「普天間第二小学校のあなたへ

あなたは 生きている

あなたには すごい力がある

やれば やれる

それをだしきってゆけ

そして

世の中を動かせ

日本を感動させろ

あなた

やれ やれる

最強の人間になれ」




この短い言葉に、講演で話した内容がギュッと凝縮しているような詩です。

講演後、児童を代表して挨拶してくれた男の子の言葉

“お話しを聞いて、旅をしている意味が分かりました。

僕はサッカーを頑張っています。

須永さんの、

“失敗してもいい

負けてもいい

自分のやることを決める”

という その言葉どおり、

自分の夢に向かって本気でがんばりたいです。」


と、力強く言ってくださいました。

講演の後にはみんなで記念撮影✨



片付けも、みんなが手伝ってもらって助かりました!

今日は、午後6時半から保護者さん、地域の方々、希望される方々に講演会です。

詩集や色紙、カレンダーの販売もあります。

講演入場希望の方は、普天間第二小学校さんまでお申込みください。



では、今日も行ってきます!


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