GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

LPGと扇風機とAX1修理代

2012-01-29 09:21:38 | 生活

先月、すぐ近くのアパートに引っ越しました。プノンペンに長居するするつもりはないのでまた家具付きの部屋です。それでも台所用品などは多少買わないわけにはいきませんでしたが。

プロパンのボンベが空になったので大家さんに頼んで入れ替えて貰うことにしました。請求金額は20ドル。ベトナムで買った時は12kgで20万ドン(10ドル)ほどとの記憶があり、随分ボラれたような思いも残りましたが、確か最近ベトナムでも5回続けてガス価格が上がったという記事があったことも確かです。たぶん使用頻度が少ないので半年以上持つ筈です。直ぐに騙されて高い物を買わさたなどと疑ってしまうのはベトナムで身に付いた悪い癖なのかも。

それにしてもこのガスボンベは随分と古く、ベトナムではこんな汚いボンベは見たことがありませんでした。



日本でLPGがどの程度の値段なのかを調べてみると、家庭用小売価格トン当たり4,148ドル。10kgで41.5ドルになる計算です。何で日本のプロパンガスはそんなにも高いのでしょう。カンボジアの倍以上です。

先週はまたバイクの修理とオイル交換もしたので、これまた思いがけない出費でした。ウィンカーのカバーだけでなく中も壊れていて交換することになり「ここで買って貰ったバイクだから10ドルで良いよ」と恩着せがましく言われてしまいましたが、ほっと一安心。最悪、パーツがない・・・などと言われることも覚悟してました。プノンペンは世界で一番ホンダAX-1が走っている町ではないかと思えるこの頃。それだけのことはあります。

オイル交換は1.6Lで7.5ドル。ベトナムで乗ってたバイクは1Lだったので5ドルほどでした。が、COSMIC Cambodia製という名のこのオイル、一つ0.8Lと無駄のない容量なので買ってしまいましたが、品質は疑問です。オイル交換した後で却って潤滑さに欠けるようなエンジンの動き。

以前の部屋は天井に扇風機が付いていて、羽に埃がこびりついてはいましたが、エアコンの世話になることも少なくて済みました。が今の部屋にはエアコンはあるものの扇風機がなく、電気代を考えるとやはり扇風機を買ったほうが安上がりのようです。

ベトナムの生活ではエアコンを夜にそこそこ使っても月10ドル程度の電気料金で20ドル払ったことはなかったのですが、今は1kwh0.27ドルの請求をされ、エアコンを使わなくても30ドルを越えます。

ベトナムの電気料金も今年から値上げと言われてますが、それでも1kwh 1,300ドン(0.06ドル)程度、ここではその4.5倍で日本より高い電気料金を払うことになります。年20%近くのインフレとは言うもののベトナム物価の安さを感じざるを得ないプノンペン生活です。

かつてはベトナム製のASIAというメーカーの扇風機を何度か買い、日本製と比べると半分以下(50ドル以下)の値段で品質もそこそこで気に入ってました。何故かカンボジアでは見付けられません。日本メーカー各社の扇風機はかなり多く見るのものの‐たかがモーター一つ回すだけの製品と思ってしまい‐高いので躊躇していました。


近所に電気店とは思えない家の造りの店があり、たまたま通り掛かって覗くと客が一人もおらず店員に付きまとわれてしまいました。服飾品のブティックなどではこのような民家風の店も多いのですが、そういったところはベトナムの町よりフランス風なのかも知れません。

電気製品というよりキッチン製品の店ながら、二階にはAKAIの音響機器も多少ありました。赤井電機倒産のニュースは知っていたので驚きました。段ボールに印刷されたカタカナも明らかにCosmicオイル同様日本のフォントではありません。それでも店員は「日本製のAKAI」と説明していました。

結局、長々と案内された揚句何も買わずに帰るのも気が引け、USAメーカーの中国製だとか言う扇風機を61ドルで買うことにしました。扇風機を組み立てるのにトライバーを買い、合計100ドルが先週の予定外出費ということに。
      
          

「Westinghouse」というブランド名の扇風機、これまた赤井電機と同じでかつて存在したアメリカのメーカーです。取説には英語の他にアラビア語らしき文字で書かれています。