どこも多忙なテト明けを迎えているようで、昨夜は家に帰ってからPCの電源を入れるとK君の工場のスカイプがまだONになっていました。ビンユンの工場に一人で残って雑務と格闘している姿が目に浮かびます。たぶんお互いに自分ほど惨めな境遇に陥っている日本人はこのサイゴンにはいないだろう、と思っているようです。日本に二週間帰ったおかげで仕事は溜まるし、日本でのお客さん気分の反動でこの現実が余計シンドイものと感じてしまうわけですが、K君にとっては、それすらも「日本に帰れただけ幸せじゃないか」というところです。
しかし、「何で階段を登ることができないのだろう・・・せめて人並みの生活を送りたい」と言うK君にたいしては、こちらはまだ「水面から浮上して息をするまでにもなっていない」わけで、このまま深海の奥深くへと沈み込んでしまう恐怖と比べれば、まだまだ羨ましい限りです。
それでも一昨日の日曜日も一人で出勤したというK君ほどの努力を自分が払っているとは言えず、我武者羅に働くエネルギーが湧きません。いつしか自分一人が頑張ったところでどうにもならない、などと思うようになってしまったみたいです。報われることを期待してるつもりはなくても、報われたと思える瞬間があまりにもなさ過ぎたようです。あるいは、そう感じることができないほど鈍感になってしまったのかも。兎に角、頑張ってしまうと尚更他人にキツク当たってしまいそうです。
きょうの新聞にこのGO VAPを拠点にした10代の犯罪グループが逮捕され、同時に先月訪れたタイグエンでは女子高生の強盗3人組が逮捕されたとの記事がありました。10年ほど前にも「失業率が高いので青年犯罪の多さが問題」などと聞きましたが、一方では今日のホーチミン市の労働力不足は深刻なわけで、失業率の減少の仕方が逆にそれ故に「報われない」と感じる青年達を新たに生み出しているようにも思えます。
しかし、「何で階段を登ることができないのだろう・・・せめて人並みの生活を送りたい」と言うK君にたいしては、こちらはまだ「水面から浮上して息をするまでにもなっていない」わけで、このまま深海の奥深くへと沈み込んでしまう恐怖と比べれば、まだまだ羨ましい限りです。
それでも一昨日の日曜日も一人で出勤したというK君ほどの努力を自分が払っているとは言えず、我武者羅に働くエネルギーが湧きません。いつしか自分一人が頑張ったところでどうにもならない、などと思うようになってしまったみたいです。報われることを期待してるつもりはなくても、報われたと思える瞬間があまりにもなさ過ぎたようです。あるいは、そう感じることができないほど鈍感になってしまったのかも。兎に角、頑張ってしまうと尚更他人にキツク当たってしまいそうです。
きょうの新聞にこのGO VAPを拠点にした10代の犯罪グループが逮捕され、同時に先月訪れたタイグエンでは女子高生の強盗3人組が逮捕されたとの記事がありました。10年ほど前にも「失業率が高いので青年犯罪の多さが問題」などと聞きましたが、一方では今日のホーチミン市の労働力不足は深刻なわけで、失業率の減少の仕方が逆にそれ故に「報われない」と感じる青年達を新たに生み出しているようにも思えます。