GOVAP便り

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再び「アジア通貨危機」・の本を読む

2008-06-09 22:54:58 | 生活
昨日の日曜日、引越し先を見つけるか荷物の整理を先にするか迷った挙句に面倒なのでどっちも手を付けず、それよりもこのベトナムの「金融危機」について考えてみようなどと柄にもないことを考え、10年前のアジア通貨危機に関係した本を取り出してみました。

買った当時も少しは目を通した本ですが、タイトルにある「危機と発展の構図」が理解できたというものとは程遠かったような。しかし、10年後の今日、ベトナムの現在の危機と何が同じで何が異なるのか、という切実な問題意識に支えられて読むならばまた違ったものを汲み取れるのでは・・・との期待も空しく、夥しく活字が並ぶ割には「なるほどそうなのか」と思える文章は見つけられません。

2時間ほど本を読むともう限界。昼の気温はもうそれだけで体力を消耗させてくれるし、食欲もありません。片付け始めた市場でパンと野菜を買って朝食のような昼飯を作り、食べ終わると昼寝。この昼寝が更に気力を奪い、買ったばかりのレモンを使ってアイス・レモンティを作るのが精一杯。読書を再開するのも億劫でネットで手っ取り早く要約された文章でもないかと検索していて秋葉原のニュースに釘付け。そうこうしてるうちに時間が過ぎてしまいました。

何故に日曜日はこうも怠惰を極めてしまうのでしょうか。冷蔵庫の中はほぼ空っぽ。明日の朝食べる林檎もありません。きょうの夕食を近所の定食屋で食べるよりは・・・と近くのスーパーに買い物に。滅多に行かない店なので売り場を探すのに手間取り、加工食品と果物を少々買っただけのつもりが19万ドンで予算超過。ニュージーランド産バター250g43,500ドンとドリアン34,000ドンを買ったのが失敗でした。

日本円に換算して、1,100円程度だし・・・などと考えてしまったのが間違い。日本円で所得を得てるわけではないのですから。時にベトナム通貨は「お金」というリアリティを希薄に感じてしまうことがあります。このインフレで益々その傾向が助長されてしまうのかも。

9日の日経記事に「アジア株・通貨が下落、インフレ加速懸念強まる」との見出しがありました。ベトナム株はもう十分過ぎる下落を続けてますから今更ながらですが、ベトナム通貨の下落が激しくなると問題は重大です。


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